SOG制作日誌(23)

 母校でCDの回想シーン撮影。トイレが舞台。自由に撮影できるトイレとなると母校しか浮かばない俺(と畑井)です。普通は撮影許可が必要なのですが、あっさり侵入&アポなし撮影。つまりそれがSOG魂。
 CDの他に、無様なやられ役が2名登場するシーンなのですが、あまりにも無様なのでわざわざ役者さんを引っ張るのは気が引ける。なんだかんだでデシャバリな吉田嬢二と、哀れな助監督石田氏が出演することに。
 Dのキャラクターを引き立てるシーンのはずなのにどうしてもCが目立ってしまうわけで、どうにかして演出でごまかす道を模索。編集を含めてなんとかなったんじゃないかと思う。こういう対処(≒逃げ方)を身に付けた事は成長と言えるのだろうか。言えるんちゃう?
 前日にネットで調べた「血のり」のレシピを活用し、鼻血メイクを吉田の顔面に施す。この日もやっぱりサマーワーク参加者が校内にあふれていて、トイレの周辺にも沢山いたわけですが…何事もなかったかのように赤く染まった顔面でウロウロしてた俺は彼らを驚かせてしまったのでしょうか。普通は驚きますか。そうですか。
 オロオロする表情が最高にイカしてた石田氏の貢献も光り、色々な要素が詰まった名場面が出来上がった、と思う。うむ。