GHCタッグ200404

KENTAがらみの試合で面白そうなのをYou Tubeで検索。2004年4月の武道館セミファイナル、三沢・小川vs丸藤・KENTAのGHCタッグ戦だ。

想像をはるかに超える試合でした。。。

プロレスをしっかり楽しむためには多少の知識が必要で、その知識は一般的にはマニアックとされる位置にあるものである。専門誌を読むとか週一回の中継を欠かさず観ておかないと入手できない。誰某の得意技は○○という初歩レベルの知識さえあれば試合中の波の起伏を感じられてプロレスの魅力を堪能できると思うのだけど、そうでない人にとっては大抵ピンとこない舞台なのだろう。

格闘技は知識が無くてもなんとなく理解できるし、現状でいうと、プライドやらK−1は試合の持つ意味・アングルをテレビ放送の中できっちり紹介する余裕があるのでとっつきやすい。一方プロレス内メジャーであるはずの新日本とノアのテレビ中継は、地上波の範囲でいうと、週一回、深夜に30分という枠しか与えられないのでボリューム的にも寂しい。

インプットしておくべき情報を十分に与えられない。それではどうやってテレビの前の客にアピールするといえば内容で魅了するしかない。ノアのプロレスにはその力があるなぁと実感した。一般層にも伝わるような試合をしてくれるからこそ、古くからのファンも胸を張れる。会場に詰め掛けたファンは素直に反応し、試合はさらにスイングする。

三沢・小川vs丸藤KENTAは一般層にも絶対に伝わると思いました。尚且つ、KENTAのストレッチプラムや丸藤のアックスボンバーというちょっぴりコアなファンもニヤつくような技があるし、どちらも勝者と言えるような極上のノア流プロレス。自分がプロレスから離れていたことを悔やんでしまうような試合でした。タダで見ちゃってごめんなさい。