D4-3G

 球春というやつです。開幕戦を引き分けた後、今日で3連勝です。
 イ・ビョンギュが覚醒気味、タイロン・ウッズは4番の仕事をし、中村紀洋森野将彦は全開絶好調。凄いラインナップです。
 今日の先発中田賢一は序盤に3失点で不安が濃厚に立ち込めていましたが、3回以降は「打たれる気がしない」モードに突入し、2塁さえ踏まないピッチングでした。100球を超えてから最速148キロが出るとかアンビリーバボーです。
 一方巨人の連敗脱出を託された上原浩治は要所要所で手痛い一発を浴びて敗戦投手に。援護点に恵まれないままイニングが進み、ベンチは継投を恐れて想定外の球数を投げ、球威を失って決勝打を浴びる。ここ数年の巨人が陥っていた負のループが今年の巨人にもつきまとうのでしょう。
 上原は十分仕事をしたし、9回から豊田につないでも良かった気がします。セーブのつく場面でしか投げないクルーンはともかく、豊田あたりは同点で投げる準備をさせないとチームの形が未完成のままです。球場が変わったんだから西村でも良かったかもしれません。
 負ける事を恐れない指揮官=落合博満のありがたみが実感できる勝利でした。