From Dusk Till Dawn

 久々に観た。前回観た時も同じような感想を抱いたしこの場にも書いたのだけど、ロドリゲスとタランティーノの意志がいたるところにちりばめられている作品だ。1つ1つのカットに明確な意図を感じさせる。
 無残に殺された人質女性をバックに、深い絆を確かめながら抱き合っているゲッコー兄弟。ニヤニヤさせられる。手玉に取られている。
 映画という媒体がいかに深くいかに広い場所であるのかを教えてくれる。映画業界に絶望してきた人間は過去に沢山いただろうけど、映画に絶望する人間ってのはいないんじゃないだろうか? そんな気になれる。
 DVDなので日本語吹き替え版もインクルード。クエンティン演ずるリチャード・ゲッコーの声を広川太一郎御大が担当しておられます。広川先生ならではのギャグは薄いけど、クエンティン脚本特有のセンスを演じる広川先生はなかなかに乙でした。
 ジュリエットルイス演ずるケイトは松本梨香(akaポケモン主演)さんが担当。「私のプッシーをどうたらこうたら」というセリフをしっかり当てておられました。