WIRE08

 18時5分くらいに入場できました。オープニングはやっぱりDISCO TWINS。2年前は「しょっぱなからこんなにアガらせやがって!」と思わせるグイグイな回しっぷりでしたが、今年はそれほどでもなかったです。印象的なネタものが無かったからかな? 知ってる曲もチラホラあってウキャーと歓喜したのは事実ですけど。
 お次は琉球ディスコでした。NHKの番組に出演したりして人気爆上げ中なのか? 客のテンションは高かったです。チルさんは腹ごしらえのため退避してしまいました。
 「丼とかラーメンとかはガッカリする。シンプルなもの=肉料理が美味い」という2年前の教訓を胸に、タイ風焼き鳥、タイ風牛串を食べました。どっちも美味かったっす。
 電気前に体力を温存する方向でしたが、セカンドフロアも覗いてみるか〜という気分で行ってみました。TOBYのラストを少し聴いてからMICKEY ZHANGのライブへ。この人の曲がイメージより良く、結構アガりました。見て良かったーと感じた。
 腹ごしらえPart2はドイツのソーセージ系メニューをパクパク。その後まったりしながらメインフロアで軽く踊る。電気をどのエリアで見るか悩みながら踊る。やっぱりステージ前のカオスなエリアに行こうと決意。
 電気待ちモードに入るとその間に回しているDJさんの印象が無きに等しい。申し訳ない。同じように電気を待っている周りの客もいまいちアガっていない。
 そしてお待ちかねの電気グルーヴ。フロアのおしくらまんじゅうっぷりが半端ない。みんなアホ。序盤の2曲くらいは何の曲か判別できませんでした。J-POPの予習も効果なし。一旦脇に掃けた瀧が、ダンサーのMEISAI?と一緒に発光するビニールスーツのようなものを着て登場。カッコつけてるピエール瀧という存在に笑いをこらえられない。踊るMEISAI、踊らない瀧。曲は「カッコいいジャンパー」。シチュエーションは最高にカッコいいんだけど、瀧の存在が面白くて仕方ない。MEISAIがバッキバキに決まったダンスを見せる横で瀧は挙動不良のロボットダンス。めちゃ笑いました。群集に飲み込まれた女性客はあの姿を見られなかったんですね。可哀想w そこから5曲くらいありましたが、誰だ!と虹くらいしか分からず。でもプレイ自体はかなり良かったです。歌ったのはカッコいいジャンパーだけでしたね。
 続いてケン・イシイのDJ。このコンボはハードです。一旦休憩してから中央エリアでイシイさんのプレイを堪能。評判通りかなーり良かったです。テクニック面でも変態的なスキルを見せ付けて魅了してくれました。
 ケン・イシイの後にSiNO LIVE。TECHNASIAとRenato Cohenのスペシャルユニット。これまた良かった。卓球への期待感が良い感じに高まりました。あっためられた。
 そして石野卓球ライブ。電気の時より集客はソフトで安心。卓球の目の前エリア4列目あたりに陣取りました。序盤から「やっぱりこの人の音は変なクセや奇妙なイメージがあるなぁ」と感じました。どちらかといえばクールだけどしっかりとした個性を発揮する卓球。やっぱり最高でした。楽曲もネタありストレートな↑ものあり、ウソみたいな音で構成された変態的な曲ありで全然飽きません。周囲の客は目に見えて疲れていきましたが、チルさんは「この辺の客で一番元気」をモットーに頑張りました。とにかくすっごい良かった。
 全力を尽くしたので一旦休憩。クロークから荷物を出し、Tシャツも着替える。大好きなシークレット・シネマを聴くのに備える。北ステージの最前列を確保してMarco BaileyのDJを聴く。結構良かったですw 準備を始めたシネマさんに手を振ってもらえた。
 卓球終わりから100分後、シークレット・シネマのLiveスタート。この人も独自の世界が描けるアーティストです。ゴリッゴリに響かせる曲じゃないんだけど脳に確実な快楽を生み出してみせる。ノリすぎて細部はあまり覚えていないのが正直なところなんですが、期待にたがわぬシネマさんでありました。
 ライブの中盤、客席から柵を乗り越えて2名の不審者が闖入。ミド(アオ)レンジャーとモモレンジャーのスーツを着た不審人物。警備員が止めに入らないところを見て予定調和だと分かる。二人のレンジャーさんはつたない武術の型を見せたりマスク越しに接吻を交わしたり。最後は上半身裸になってステージを降りてきました。モモレンジャーの方がチルさんの目の前に来て両手を上げていたのでチルさんも同じく両手を上げてハイタッチしようとしたら、手をガッチリ組み合わせてもらいました。カメラにばっちり映されたけど全然オッケーですわな。
 レンジャーズは柵を越えて客席に戻り、ハイテンションな客と抱擁してました。その間もシネマさんはバッチリプレイ中。とにかく素晴らしいライブでした。よく覚えてないけどw 最前列だったのでテレビカメラをちょい意識してたんですが、Tシャツに「Lサイズ」のシールが付きっぱなしだったことに途中で気付きました。ハズカシー!
 シネマさんの後に田中フミヤのDJ。やっぱりミニマルな出だし。少ない音でじわじわじわじわグルーヴを紡いでいく。なかなか心地よいのですが、フロアで煙草を吸うクズが増えてきたのでクズが湧かなさそうな場所に移動したりしました。ミニマルだけど終盤には素晴らしい盛り上がりが生まれる。フミヤのプレイはやっぱりカッコ良かった。
 メインステージのトリはRicardo Villalobos。ブラジル人のイメージとは遠いクールな曲チョイスでした。その意外性に心を奪われかけたものの、30分程度で限界。限界を超えた躍動がチルさんの中から生まれませんでした。自分がまともに音を聴けていない事に気付いたので脱落。チルさんのWIRE08が終わりました。
 行って良かったかを判断する際、1万円のチケット料金に見合うかどうかをどうしても無視できないわけですが、卓球を4列目、シネマさんを最前列で聴けるというだけで十分すぎる収穫だと思います。
 WIRE09の予告が無かった事により今年でWIREが最後になってしまうのでは? という危惧がmixiに飛び交っています。どうなるんでしょう。今年の客入りは例年より異常に良く、大成功といえると思うし…WIRE21とかWIRE44とかカッコいい響きだと思うんでw続けていただきたいです。ありがとう石野卓球