Four of a kind

 2014/06/13、新宿MARZにてアイドル対バンイベント『Four of a kind』を見てきました。



 出演者は 

加藤育実

大塚愛菜

つばさFly

asfi

 の4組でした。


 活動規模としては地下アイドルと言って差し支えない皆さん。ご存知の通りつばさFlyの魅力に取り憑かれ気味のチルなので、この日のライブに参加できるのはとても嬉しかったです。


 元ハロー!プロジェクト、元Juice=Juice正規メンバーの大塚愛菜さんが復帰宣言して以降2度目のライブイベントでもあったので、彼女のパフォーマンスにも注目。


 チルがつばさFlyの存在を知った5/15のライブレポはこちら。


 その後MV撮影に参加したり、
 2ndシングル予約会に参加したり。
 さてこの日のレポになりますが。5/15のつばフラ定期公演は100人を超える観客の大多数が大塚愛菜さんを見るために参加してライブハウスを すし詰め状態にしたのですが、この日のMARZは前回に比べると寂しい客入り。40〜50人ほどでしたね。女性客(&高校生以下)は入場無料だったので女性客がけっこう多かったです。


 1〜3列目を大塚愛菜ファンが埋める中、チルは下手寄り4列目あたりでフラフラできる位置にポジションを取りました。つかぽんを見たくて仕方ない人たちの反応を見つつも、レスをいただける位置。


 ちなみにMARZのステージはけっこう高い位置にあるので、5/15のBURROWよりはずっと見やすいです。その辺の違いが伝われば、前回つかぽんの姿をほとんど見れずに泣いた方々にも集まってもらえた気がします。


 つかぽん待ちの客の前に先ず登場したのは加藤育実さん。ソロでアイドル活動してる方です。


 加藤育実公式ブログ


テレビ東京『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」に登場するヒム子(バナナマン日村)と組んでいる3人組ユニットヒム子ーズのうちの1人! ある意味メジャー!


 初っ端にオリジナル曲を披露。会場のアウェー感を肌で感じていたであろう加藤さん、積極的に煽りを入れて盛り上げようとしながら快活な歌とダンスを見せてくれます。


 MC能力も高く、しゃべりのテンポが良いし、客いじりや自虐ネタなど多彩な笑いを織り交ぜていて感心しました。こんな子がグループにいたら楽でしょうね。


 セットリスト的には4曲。オリジナル曲、ぱすぽの曲を続けて2曲、最後にハロプロBuono! の代表曲『初恋サイダー』をやって終わり。最後は「曲やってる最中より終わってからの方が盛り上がるよね!」と、皮肉で笑いを取りつつ退場。


 ハロプロのキラーチューンである初恋サイダーやっても盛り上がる気がない、盛り上がってるフリをする気がないようなハロプロファンはアイドルヲタ失格だと思うよ!「つかぽんにしか興味ありません」ポーズを取ったところで誰も得しないんだから。


  Juice=Juice新規(そんなのいるのか)にとってBuono!曲は過去のものかもしれないけどさあ…最前列とかそれに近い位置でかぶりついてるのにほとんどアクション起こさない、ちゃんと煽りで盛り上げ方を指南してくれてるのに無視。これはマナー違反でしょう。


 「MIXいくぞー!」って言われて困惑する気持ちはよくわかりますけどね。ハロプロはMIX文化を拒絶してきたから。


 そんなわけで、加藤さんの頑張りを無下にする一部観客が目についたなあ。打てば響くような熱い現場でもう一度加藤育実のパフォーマンスを見たい。告知できる期間も短かったから加藤さんのファンほとんどいなかったし。孤軍奮闘していた姿はちゃんと記憶しておきたい。




 続いて登場するは大塚愛菜。高校1年生16歳にして、元ハロー!プロジェクトの経歴を背負う。誰もが知っているような歌手になるのが彼女の野望!



大塚愛菜 blog

http://ameblo.jp/ainaotsuka/



 私服衣装なのでどのようなコーディネートか気になるのですが、この日は白のノースリーブパーカー、脇が大きく空いていて黒のインナーが見え隠れ。下は短めのスカートですが、でかめのパレオ的な布が足の露出を控えめにしていました。靴はヒール高めのサンダル。


 今回つかぽんが歌ったのは3曲、およそ30分弱の出番の割に少ないなあと感じました。5/15の時と同じく、「私の歌う曲は以上で終わりなんですけどー」というアナウンスからのMCで出番を終えるところに稚拙さを感じずにはいられませんでしたが、MC能力は前回よりも数段向上していて努力の跡が見られました。


 歌は前回歌った『白いカイト』『Over Drive』に中島美嘉『GLAMOROUS SKY』を加えたもの。前回の不満要素「90年代J-POPを選ぶってどうなのよ」が解消されることはなかったのですが、3曲目は2005年の曲なのである意味前進。


 曲調もウェットな方向にシフトしていたので、選曲では新たな一歩を踏み出してくれたような気はします。その姿勢をある程度は買いたいという意味であり、その選曲がチルの琴線に引っかかったかといえばノーですけど。


 歌自体に関しては…「ポジティブな感触、感動」を得られなかったというのが偽らざる本音。


 Juice=Juice楽曲を歌っている、あるいはハロプロ曲のカバーをしている大塚愛菜の歌声はメタ的な視点でとても個性的で、異質で、結果キュートでした。


 今回のライブにおけるつかぽん歌唱はチルにとって既に「耳慣れたもの」でした。つかぽんらしい声質を再確認するに留まった。前回から1ヶ月で変化・成長を感じさせろというのも無理な話ですが、それ以前に、1曲フルコーラスを1人で歌いきった上で飽きずに聴かせるのは簡単な事ではないと改めて感じました。


 もっとストレートに言えば、大塚愛菜の歌声からソロシンガーとして大成するようなスケールは感じられませんでした。彼女の声質は、アイドルシーンにおける個性としては長所であり武器でしたが、現時点では弱点でしかないと思います。目標の大きさに対して、あまりにも開きがある。


 その認識を変えるような変革を今後の大塚愛菜さんに期待します。


 MCはなかなか良かったよ! 新宿駅で降りると東口と西口をいつも間違える→3人くらいに道を聞いたけど「あっちの方」としか教えてくれないので辿りつけない→携帯で地図を見るんだけど持ってる地図を回しちゃう。ダメ?→学校はまだ無遅刻→一部ハロヲタによる半端なリアクションでつかぽん困惑 ・・・の流れだったり。


 あとはワールドカップ開幕戦についての感想とか。「ネイマール選手カッコいいですよねー。前から好きなんですー」って無邪気に語ってましたよ。前回はネタをまったく用意してなくて(用意してたけど吹っ飛んだ?)すごい空気になってたけど、間を空けずマイペースにしゃべってました。頑張った!


 というわけでつかぽん関係のレポは以上!




 3組目、つばさFly



つばさFly 公式

http://www.tsubasafly.com/



 メンバーの神谷彩乃さんが「なんでみんな最前列来てくれないの?」とblogで伏線張ってたので遠慮なく最前列へ行きました。手を伸ばせばメンバーに触れられる距離で見るライブ、高まりますよ!(触れちゃいけません)


 オープニングSEで荒ぶるダンスを披露し、即座に空気を変えてくれます。メンバーカラー黒の藤井勇綺さんが歌舞伎の隈取りっぽいメイクを施したプラスチックのマスクを付けて登場。13日の金曜日にかけて5人全員がジェイソンマスクを付ける予定だったけど、代わりにゴールデンボンバー樽美酒研二になれる仮装グッズになり、それを藤井さんが付ける流れになったそうです。


 オープニングのダンス終わりに藤井さんがマスクを脱ぎ捨てて客席に投げ込みました。チルの足元に落ちたのですが拾うのを躊躇してしまい、先輩つば友さんが拾ってステージに戻してくれました。後ほど「このマスクを拾った人に2ショットチェキ無料でプレゼント!」と宣言→もう一度投げて争奪戦、という流れに。


 1曲目はUnforgettable Days。2ndシングルとして7月8日にリリースされる曲です。失ったものの大きさを嘆く歌詞はメンバーの鹿木香里さんが書いたもの。ハイテンポで激しい。メンバーもシリアスな表情でパフォーマンス。熱さと哀しさのクロスオーバーが気持ち良すぎます。


 2曲目、FLY AGAIN。こちらも2ndシングルに収録されます。イントロはゴリゴリくるラウドロックでMIXしがいのある熱さを湛えているのですが、メロに入るとある種のアイドルソングらしいポジティブ感があって、さらにはそこを突き抜けた楽しさがあって、大サビではメンバー(この日は藤井勇綺さんと神谷彩乃さん)が客席降りてきて、サークルで走り回って、ウリャオイウリャオイしながらヘドバンして…参加して発散できるタイプの曲としては最高レベルだと思います。もっともっと大人数でこの曲楽しみたいなー。


 MCで自己紹介とマスク着用の背景を解説。MCは全体的にテンポ良いしグループ間の信頼関係が感じられて良かったですね。鹿木香里さんを「生田」コールでいじらせるメンバー、会場の空気読むチカラは流石です。鹿木さんはモーニング娘。'14の生田衣梨奈さんに似ているのです。


 3曲目、夕空花火。テンポ遅めのじんわり曲。サビで見られるゆったりした手ブリを真似るのが気持ち良いです。この曲も歌詞は郷愁・回顧をテーマにしていて、つばさFlyにとって馴染みやすい世界観なのかな。


 4曲目、START IN MY DREAM。1stシングル。Aメロでいきなりラップ風のソロパート入れるなどポップな楽しさに満ちてるんですが、オケはカラッとしたROCKサウンド! 曲の展開とか遊び方とか、ヲタの発散ポイント盛り込み方とか、本当に完成度の高い曲だと思う。タオルも回せるし、最後ヘドバン打てるし。大好きですよ。


 5曲目、まだ好きなんです。ライブで見るのは初めてかな。恋愛モチーフのストレートな曲です。ギミックはないけどヲタ的には十分遊べる。この曲も好きだなあ・・・社長! 好きです!(←意味違ってくるぞ) 


 締めのMCでしっかり客を温めてからラスト6曲目、Unforgettable Days、再び。この曲のラストに鹿木さんがシャウトを決めるのですが、チルも同じところでダイスケはんライクなシャウトを打つことにしました。周りにいるつば友の皆さんごめんなさい。


 30分で6曲! 駆け込み詰め込み感は無く、アンフォゲの再演にも不満なし。6月21日のつばさFly定期公演のチケットも購入したので、さらなるロングセットでどこまで高まることが出来るか、めちゃめちゃワクワクしてます。


 つばさFly現場に来るたび、つばフラの曲とライブパフォーマンスにどんどん馴染んでいく自分を実感するし、この感覚はもっともっと多くの人たちと共有できるものだと信じています。2ndシングルの販促イベントもまだまだ催されるので、タイミングが合ったら是非つばフラを体験してほしい! これマジ!





 というわけで4組目、asfi。お初にお目にかかります。公式サイトを見ると割と直球なアイドルグループです。6人いる正規メンバーのうち4人がパフォーマンスしてました。


asfi公式


 曲はすべてオリジナル曲。ハロプロ曲のカバーアルバムまで出してるグループですが、この日はカバーなし。オケがテクノポップ系で曲もギミック多めで飛び道具感強め。ヒャダインフォロワとでも言うべきなんでしょうか。


 固定のファンが8人くらい居てくれて、1〜2列目で頑張ってくれてました。彼らによるコールやヲタ芸をなんとなーくなぞりながら必死に盛り上げましたよ。


 ポニーテールの子が可愛いなー、某ハロメンの面影を感じるなー、汗だくで可愛いなーと、かなり邪な気持ちで見てました。平成2年生まれの最年長・2代目リーダーの椎名香奈江さんでした。グラドルとしての活動もしてる方みたいです。翌日のツイキャスで胸の谷間を…(自粛


 キャラも立っててMCも流暢で、そこそこのスキルもあったと思います。ボーカル面で心を動かされることはなかったけど、ファンは楽しそうでしたよ。THE ポッシボーの『Do! Me Do!』という曲のサビで起きる謎のコールがasfiの曲でも聞けたので、「あ、この類のコールは地下から来たのか」と思いました。


 あとは、会場の右端から左端へ、また逆へと移動するヲタ芸「民族大移動」を体験しました。こういうのは遠慮せずに参加しなきゃ損! 手を左右に振る曲があったけど、こういうシンプルなフリマネは遠慮せずやればいいのに、って思います。地蔵な人がけっこういました。


 トータルで見て、なかなか面白かったです。面白いという感触が似合うグループだと思う。


 以上4組のパフォーマンスを見た後は物販。加藤育実さんはすでに会場を去っていて、つかぽんは物販不参加。つばさFlyとasfiがフロアに登場。


 チルはつばフラの2ndシングルを1枚予約して、その特典としてメンバー5人と握手してきました。1人あたり10秒くらいお話できたのかな。


 相奈まいさんとは「ブログコメント頑張りまーす」「コメント長すぎてウザくないですか?」とかその辺の話を。「他のメンバーのblogにも長文で書いてますよね」って言われると「あ、そこも見られてるのか」とオドオドしてしまいました。ハロプロで推してるのはどのグループか聞かれたのでJuice=Juiceと回答。


 次は鹿木香里さん。割とフレンドリーに話せた気がします。平日の予約イベに行けなかったことを詫びるチルに対して「気にしないでくださいねー」と慰めてくれました。


 鹿木さんが推し変に敏感であることをTwitterで告白していた気がするので「他の子とチェキ撮っても怒らない?」と訊いてみました。「全然大丈夫!」と言ってもらえました。今後も鹿木香里推し=カオリストなのは変わらないと思うのですが、つばフラ箱推し意識が強くなってきたのでメンバー全員と2ショットチェキ撮りたいなと思ったんですよね。でもこの日はチェキ撮らなかったです(どないやねん)。財布が軽かったので!


 神谷彩乃さんに対しては「今日も可愛いですね」と、定型文になりつつあるご挨拶。「うちのパソコンに神谷彩乃フォルダ作りました」と危険な発言をぶつけました。喜んでくれた気がします! 先日黒い衣装を着て撮った写真の雰囲気が素敵だったと改めて伝えました。「クールな視線でチルを見下してください」というゲスい欲望をぶつけることは自粛。


 藤井勇綺さんには「今日もカッコ良かったです」とこれまた定型文。だって毎回カッコいいし。ちょっと軌道修正して「カッコいいばっかりじゃなくて可愛いとも言うべきでしょうか」「可愛いといえば自撮り写真がすごいうまいですね」「あ、決して実物より写りが良いって意味ではないですよ!」と、一人相撲で自爆しかけました。鞘師里保さんに言及したゆっきーblogについてチルがtweetしたのを拾ってくれましたね。


 最後は宮沢野乃香プレイングマネージャー。握手の前にビラ配りとかの段階でも普通にトークできちゃうから地下って楽しいですね。握手の時はアップアップガールズ(仮)について話しました。もっと掘り下げたかったけどまた今度。PMは元ドルヲタな人なので、ハロヲタの気持ちもよく分かってくれるよ!


 その後のチェキ撮影も観察してたんですが、ハロプロではなかなかチャンスのないつばフラ流2ショットチェキの密着度を目にしたハロヲタの皆さんが興奮を隠し切れない様子で浮かれてたのが面白かったです。ついこの前までチルもそっち側の人でした!


 メンバーさんと他人が密着する様をいつまでも見てる理由はないなと思い至ったので物販途中で帰りました。asfi物販を完全スルーしちゃってごめんなさいです。財布が軽かったので!


 というわけでこの日の4マンライブ、めちゃめちゃ楽しかったでーす。