ノア

ガキもノアも観ずに寝てしまい寂しい気分なので、朝っぱらからYou Tubeで KENTA vs Low Ki を観る。中盤までは比較的地味だが、後半はサプライズも多く面白かった。

KENTAお得意の[ブサイクへの膝蹴り]に対する対応が非常に斬新だった。布石となる[ラッシュを食らった直後にKENTAと同じ方向へ走って追い越してからの反転延髄斬り]とでも言うべきか。

ある程度の数、手を合わせている選手同士だからこそ生まれる信頼関係、その中から生まれる新しいムーブ、さらに上質のインパクトを生むための新技・・・奥が深い。

そう考えると、信頼関係を築くのに十分な時間が経っているはずの新日○本がマンネリ化しまくりでちっとも進化しないのはなぜだろうか。KENTA他ノアの試合を見ていると、[あえて技を受ける滑稽さ]を、[イヤになるほど受けまくる凄み]が上回っている。だからこそレスラー達が輝く。

新○日本にはそういう意味でのタフネスを表現できる選手が皆無だし、信頼関係も希薄で試合の質が向上していく感じが全くしない。技に関しても永田のエクスプロイダーや蝶野のシャイニン(略)など、オリジナリティが無い。

アングル面も、藤田やレスナーみたいなインスタント食品みたいなモンスターを借りてきて主軸に据えようとするから、他のレスラーが簡単に噛ませ犬に甘んじる。[格]というのは何処からか借りてこれるようなものではなく、作り上げていかないと成立しないもの。Ｇ１が[格の回復]シリーズになっていては駄目だ。

海外マットでしっかりした試合を見せるKENTAを観ていたら、新日には無いものが存在しているような気がしたので書いてみた。