Giants vs Tigers

 まだ4月。順位を気にする時期でもないのですが、首位を走るジャイアンツをタイガースが叩いてほしいところ。読売のモロさが露呈してほしいなぁなんて思いつつ、なんとなく観戦。
 ドラゴンズファンとしては打線が湿っちゃう展開を見慣れているわけで、出来の良いピッチャーを相手にした時に気持ちを切らさないで戦い抜けるかが大事だと思う。
 上原と井川の投げ合いはお互い1失点で降板という結末だったが、読売の2番手・林、阪神の2番手・藤川がそれぞれ2イニングずつをシャットアウト。綱渡り状態が続く。
 読売の3番手は経験の乏しい福田。3勝を上げてはいるものの防御率は3.72とまだまだ安定感に欠ける若手だ。先頭打者矢野にデッドボール。代打スペンサーを抑えたが、次の赤星に四球。2番関本がセンターに運んで勝ち越しタイムリーとなった。
 その直後に「さて。。。逃げ切れるのか」なんて2ちゃん実況にも書き込んだりしましたが、阪神はさらなる追加点のチャンスを生かせず。クリーンナップのシーツ金本が凡退に終わった。
 11回裏は久保田続投。2イニングくらいはなんとかしのげるんじゃないかな、と思いました。先頭の小坂を三振に切るも、次の代走で途中出場していた鈴木がヒットで出塁。暗雲が…
 そして次打者は李承菀。レフトポール際への高い打球がスタンドインし、逆転サヨナラで読売が勝利した。
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 延長含めて3失点の試合で言うのもアレだが、阪神のピッチングスタッフの整備に隠し切れない不安が見えた。試合を作れる先発投手はある程度揃っているみたいだけど、セットアッパー以降は去年とのギャップに苦しみ、もがいている。
 3連戦の頭の試合で、もっとも信頼できる藤川を2イニング40球も投げさせてしまえば次戦ではまず使えない。40球も投げさせるな、というと結果論になってしまうが、2イニング引っ張るのは疑問だった。左打者のところで左投手にスイッチしても良かった。いや、そうするのが普通。
 なぜ交代しないのかといえば藤川と久保田以外の控え投手に信頼を置いていないせいだろうけど、それでも、機会を与え、何かをつかんで成長してもらわないといけない。
 伝統の一戦?首位との初対決を良い形でスタートしたいという気持ちも分からなくはないが、まだ4月。チームの形を見定められずに偶然拾える勝利を期待していこうとすれば、もっともっとヤキモキする時期がやってくるように思う。
 そんな感じで、読売vs阪神戦はちょっとだけ客観的に試合を見れたような気がしました。