Dragons 5-1 Giants (生観戦)

 東京ドームへ行って参りました。
 イエーイ! ピースピース! 勝ったどーん!
 先発予想は山本昌広内海哲也だった。片や40歳、防御率6点台、1勝1敗。片や24歳、防御率0点台、3勝1敗。2chで飛び交う敗戦の予感。
 そんな日だからこそ行く事にした。山本昌の前回の登板は日曜日の広島戦。0-13で負けた悪夢的な試合でしたが、6回まではソロホームラン2本の2失点に抑えていた。
 7回に100球が近付いてきてランナーを溜めてしまい降板しましたが、2番手が良い形でサポートできれば先発として十分に働いてくれるはずだと確信していたのです。マジでマジで。
 内海の出来に関しては無意味に楽観視するつもりは無かったけど、今年はまだ1度しか対戦していない投手。苦手意識を持つ必要は無いのだ。
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 さて試合。1回表、絶不調の井端弘和にヒットが出て幸先の良いスタート。福留孝介もヒットで続いて1−3塁。選球眼が良くなってきたタイロン・ウッズが粘って四球。最後のボールがワイルドピッチになって3塁ランナー生還。昨日に引き続き先制点を奪った。
 山本昌は1回から3回までを三者凡退に抑える素晴らしい立ち上がり。いつもより球威があり、良いカウントで勝負できていた。
 4回表、先頭打者アレックス・オチョアが2ベースヒット、立浪和義がバントで送ったが続く英智は凡退、谷繁元信が敬遠され、山本昌が凡退。追加点ならず。
 その裏、先頭打者の鈴木尚広が内野安打で出塁、仁志敏久がバントで送ると、二岡智弘に左中間へのタイムリーツーベースが出た。その後のクリーンナップ、李承菀小久保裕紀をしっかり抑えて1点に留めた。
 5回表、先頭打者の荒木が四球で出塁。井端は粘ったが三振。その間に盗塁成功でランナー2塁へ。福留のライトフライでランナータッチアップ。3塁へ。4番ウッズがタイムリーヒットで勝ち越し。
 ここから続くのが今のドラゴンズ。アレックス、立浪も連続ヒットで続いてウッズが生還。内海から3点目をゲット。
 勝ち越した後の5回、6回を三者凡退に抑える山本昌。この時点で勝負の大勢が決していたのかもしれません。
 7回表にランナー1人を置いてアレックスの一発。左中間の浅いところへ届いた東京ドームらしいホームランでしたが、とにかく理想的な展開に。
 7回裏、李のボテボテのショートゴロが内野安打になってしまう。2アウトになって阿部慎之助を迎えたところでデッドボール。ここで落合博満がマウンドへ。9割方、ピッチャー交代を意味するシーンでしたがここでは交代せず。
 ピンチの場面で迎えるは、勢いに乗る若手外野手・矢野謙次。ショートゴロに抑えて乗り切った。
 8回表、2アウトで山本昌に打席が回ったが代打は出されず。40歳の挑戦はまだ続く。三浦貴にセンター前クリーンヒットを打たれ中日ファンをドキドキさせる。投球数も100球に近付き、球威も落ちてきた中、黒田・鈴木から二者連続三振を奪う! 凄すぎです。右打者仁志を迎えたところで御役御免となった。
 最終回、読売に満塁のチャンスを作られたが、結局は失点を許さずゲームセット。
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 観に行って良かった!と思える最高の勝ちゲームだった。
 レフト側にはドラゴンズファンもたーっくさんいたしメチャメチャ盛り上がりました。ちびっこからおじいちゃんまで、本当に幅広い層が東京ドームに詰め掛けていた。ピンクのドラ帽子かぶった幼女とか、物怖じせずに立見席から大声で声援を送る少年とか、見ていてニコニコしてしまいました。そういうのは生観戦ならではかな。
 ドラゴンズに関しては、不安を解消する良い勝ち方だったように思うのですが、テレビで見ていた人にとっては守備の不安が見え隠れしていたみたいです。
 しかし、3度出塁した荒木、ヒット1本出た井端、クリーンナップに見られる集中打などは良い材料だったと思う。もちろん山本昌の力投が最大の収穫だけども。
 明日はどうなるかな。とりあえず余韻に浸ろう。