ひばりヶ丘駅前店初日体験記

 一昨日の話です。
 ラーメン二郎のオープン初日を体験したのはチルさん自身初めて。大行列を予見してはいたものの、まずは店の入り口へ向かい、ジロリアン諸君の視線を浴びながら行列の長さを体に叩き込みました。
 営業中の理容店の入り口に近い位置で待つ事になったのですが、その店のお客が大行列に戸惑いながら店内へ入っていくのを何度か見かけました。
 行列の左側はひばりヶ丘駅のロータリーに直結する道路があり、少なくない乗客を乗せたバスが続々と行き交っていました。
 いかにも住宅街な場所のためか、道路を挟んだ対岸には中学生がゾロゾロと通っていたし、徒歩で駅へ向かう人々もひっきりなしで、地元住民には物凄いコマーシャル効果があったのではないかと思います。
 「そんなに美味いのか?」と考えた末にネットで予習する習慣がある層は食べてみる前に「暴力的な量と暴力的な味」という二枚看板を知る事になるので、回避するなり特攻するなりの判断が可能ですが…
 なんでチルさんがこれほど不安になってるんでしょうかw ダメな人はダメ、ハマる人はハマる。その事実はひばりヶ丘駅前店でも変わらないでしょう。
 開店から40分ほど経った頃に行列に囲まれた位置にある美容院がオープン。入り口のまん前にいてちょっと焦ったチルさんでしたが、入り口前の行列がズバッと断絶することで営業妨害を回避。
 美容院の店員さん(@オシャレ)が「うわぁ、凄いな」と言いながら様子見しているのを観察してました。通りがかりのご老人も「これ、なに?ラーメン?はぁ〜すごいねぇ」と興味を持っておられたようです。
 BGMは電気live→montagさんの060606mix→N.O.さんの060207mixという順番でした。苦痛とは程遠いウキウキな待ち時間を過ごせました。
 行列が少しずつ短くなってきた頃、二郎各支店の店長さんをチラホラ見かけるようになりました。新規オープンの際には各店から店長がヘルプにやってくるのです。熱くて豪放なラーメン二郎軍団の絆がうかがえます。
 チルさんがパッと見で見分けられるのは神保町店のN氏と小岩店のO氏、三田本店の山田総帥…くらいです。年配の方がビデオカメラを回しているのを見て「勘弁してよ」と思ったのですがどうやら関係者の方でした。
 ぎこちなさも無くいい雰囲気をかもし出していた助手、厨房でフォローする支店店長達など、初日の祭りテイストをしっかり体感できて良かったです。
 山田総帥は厨房でドッシリと仁王立ちしながら弟子の作業を温かい目で見守りつつ、時々冗談を言いながら緊張をほぐしていました。
 山田氏はマスコミへの露出度こそ皆無に近いですが、後継者やインスパイア店の続出を見るに、大勝軒の山岸氏に匹敵する東京ラーメン界の重鎮なんだろうと思います。ありがたやありがたや。