我孫子武丸「弥勒の掌」大槻ケンヂ「ステーシー」

 光が丘図書館で3冊レンタルしてきた。

 無料で借りてしまう事に若干の引け目。赤い雨はどこにも売っていないのをやっとつかんだので勘弁してください。
 ちなみに先日借りた4冊はそれほど収穫が無かったです。
 我孫子武丸の「弥勒の掌」は…まずまずの緊張感を持って読めたのですが、オチが弱かった。[そのオチに向かってスタートを切るか?]というような印象。もっと厳しく言えば出版する意義が薄い。
 大槻ケンヂ「ステーシー」は、一度感想を書こうとしたものの操作ミスで消してしまった。想像以上に詩的な文体は心地よさも感じさせてくれるのだけど展開らしい展開の少なさに若干ガッカリ。パンクな世界観を軸にした三篇の物語が語られている点も、スケール感の飛躍という意味で寂しさの方が強くなってしまった。
 あと2冊は最後まで読みませんでした。どちらもホラー/オカルト系だったけど、序盤でモタモタしてるストーリーは耐え難い。自分も気をつけよう。
弥勒の掌 (本格ミステリ・マスターズ) ステーシー