八王子野猿街道店2

 移転以前も含めて初訪問。本店含めて27店あるラーメン二郎のうち、個人的には9番目のクリア(?)になります。
 新宿から京王線で23区を脱出し、向かうは八王子市。結局自宅から1時間半かかりました。
 到着したのは午前10時49分。開店まで11分。しかしその時点で待ち人数は15人。昼時間の営業は土曜日だけなので混むかも、とは思っていたのですが…地元にバッチリ根付いてますね。
 開店。食券を買う。メニュー=ボタンが豊富でスイミングアイ。注文は小ブタ(¥770)うずら(¥100)。やや高いです。
 座席数が多く、店内待機シートも8席?ある。かなりゆったりとしたレイアウト。壁には液晶テレビ。給水機は氷も出てくる。ファンタスティック!(二郎にしては)
 16人目にも関わらずカウンターに着席。奥から順に座るはずが11番目?の位置が空いていたのでそこに収まる。豚のカット作業、スープを注ぐ作業、寸胴の中身、ヤサイの盛り付け…等が視認できるポジションだったのでじっくり観察。
 1stロットが出来上がる。ヤサイコールによって盛られる量に驚く。神保町とは丼の形状が多少違うので比較しにくいけど同等の量だと思う。マシマシコールはいなかった。
 「つけ麺」や「和風BB」といったメニューがどのような作業を経て完成するのかをワクワクしながら観察。チルさんも食べてみたくなる。
 ロットで仕上げる杯数は多そうだなぁと思っていると2ndロットでトッピングを聞かれた。チルさんにとっては衝撃的な1ロット8杯ローテーション。凄いなぁ。
 ともかく出てきました。トッピングコールはヤサイニンニク。カラメやアブラはスルー。
 いつも通りヤサイをやっつけます。早く麺をすすりたかったけどとりあえずヤサイ。良い茹で加減で美味。レンゲもあるのでスープをぶっかけたり、豚と一緒に口に放り込んだり。
 豚。歯ごたえはさほど無く、柔らかめ。味付けはあまり感じないもののレンゲがあるのでスープと一緒に食べられてフォロー可能。厚みはそれほどでもないけど量はかなりのもの。
 麺。ありそうでなかったルックスと食感。スープを吸っているのか、スープとよくからんでいるのか、判断しにくいけど
 とにかく美味い!
 二郎の底力を忘れかけていたからだろうか? とにかく非常に美味。食べている最中、チルさんの脳裏では神保町店をヒョイッと上回る感動が渦巻いていました。ラーメンの本質であるはずの「麺をすする瞬間の喜び」が爆発。
 スープ自体はかすかな乳化傾向を真っ先に感じたものの、食べ進めても飽きのこない二重三重のインパクトが舌に残る。神保町の最強時もこれくらいの感動が存在していたっけ? 忘れちゃった。とにかく美味。
 うずらが見当たらず、麺とヤサイと豚の下に埋まってるかと思って食べ進めるも、やっぱり入っていなかったので申告。7個くらい乗せてもらっちゃいました。かなり冷たくなっていたのでスープに沈めてから食べた。
 全体の量も十分で、かなりハードな戦いを強いられました。スープまで完飲とはいかなかったけど最後の最後まで「うわぁ、美味すぎる…」と感動させてもらいました。
 神保町店における液状アブラ層や背脂結晶が目立つようなスープでは無く、そういう意味で野猿街道店はそれほど尖っているわけではないのだけど、久々に感動する「二郎」に出会えたという印象。甲乙つけがたい。
 うちからは遠いので頻繁には通えないけど、価格の高さを考慮しても食べる価値のある最高クラスの二郎だと思いました。ホントに行って良かった!
.
 ラーメン二郎実食エントリ
 ラーメン二郎マップ