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 メモ帳に向かって集中しているとそれなりに具体性を帯びてくるもので、今月中にはプロットとして仕上げられそうな感じです。エルブイ。
 こういう状態になったらDVDだの小説だのといったフィクションに一切触れないようにしながら、とにかく自分の中の観念と向き合っていくしかないわけでありまして、江戸から着信!?~タイムスリップto圏外!~ [DVD]も観れないままであります。
 1つのイメージ。そこにつながるイメージ。そこから広がるイメージ。描きたいイメージ。避けたいイメージ。描くために取り入れるズルさ。避けるために取り入れるズルさ。
 妄想を広げる際、希少な役者コネクションの中から選抜した方々にちょこっと動いてもらう事があるのですが、申し訳ないくらいヨゴレ役だったりして、でもそんな風に汚す事によって展開がブワッと見えてきて、「うわ、チルさんってきったねぇ人間だなぁ」と反省しながら笑っていたりする。
 作業の過程そのものを見てみればそれなりの進歩はあるのだけど、こんな作業はプロの現場に入れば初歩中の初歩として行われているのだろうなぁとも思う。
 それでも出来上がりが上質であれば結果オーライなわけだし、質の低い物語が相も変わらず乱造されていると感じるからこそチルさんはフィクションを生み出す事から逃れられない。
 逃れられないなんて言うと鬼気迫る形相でひたすら物語を書き続けているような印象だけど、実際は[ぼんやり]で[もやもや]で。えいがゾンビ。