井の庄@石神井公園

 麺喰いレーダーに映った未踏店。その名は井の庄(いのしょう)。公式サイトもあります。
 石神井公園はN増からバスで一本なのでチルさん的にもアクセスしやすいです。西武池袋線石神井公園駅から徒歩3分ほど。
 パチ店の地下にある[お食事処集合体]のうちの一店。ガラス張りの店内が丸見えで空席・店内行列の状況が一目瞭然。チルさんが到着した時には店内にお客が2人でしたが、その後食べ終わる頃には空席待ちで立っているお客が5〜6人いました。
 注文はチャーシューつけめん(¥900)大盛り(¥100)。予習の段階ではつけめん+大盛りで済ませるつもりでしたが、券売機の「チャーシューつけめん」という文字に引き寄せられてしまいました。ご祝儀のノリで¥1000を支払いました。
 厨房では1人分のスープを小さい鍋で温め直していたりしていて、内装の雰囲気も含めてなんとなく丁寧な仕事っぷりを感じました。10分ほど待ってつけめん登場。
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 白濁感に満ちたつけ汁、そこに浮かぶ魚粉。パスタっぽい色合いの麺はとてもグラマー。¥200トッピングのチャーシューは表面が炙られていて目にも香ばしい。
 まず麺をダイレクトに。断面は丸みを帯びていてかなり太め。味は皆無に近いけど弾力は確かに存在。ツルツルしていて啜りやすい。量は500gだそうです。
 つけ汁に浸けて食べる。オッオー♪ 豚骨がクッキリしたつけ汁は新鮮。かなりの粘度。豚骨っぽさは強すぎず、背脂粒子でぼやける感じ。塩分も控えめながら麺とのからみはバッチリで、ほのかな酸味も含めてかなり濃厚な味わいが口に広がります。
 麺大盛りの影響もあってつけ汁の粘度は徐々に薄まっていきましたが、それと平行して魚粉が汁全体に広がり味のインパクトは殆ど変わりません。
 チャーシューは背脂醤油のあ@渋谷の巨大チャーシューをカットしたような感じです。やや脂身が多めですが炙ってあるのでしつこさは軽減されてるカモ。炙りすぎて少々焦げた風味があったかな。
 つけ汁の中にも具がゴロゴロしてます。太めのメンマが3本、3cm大のブロック型煮豚が4個。チャーシュートッピングがいらないほどの豪快さ。
 麺を食べ終え、スープ割りをお願いすると
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 シャレた小瓶に入ったスープをすぐに出してもらえました。そのスープだけを一口。これまたトロリと粘度を感じさせる豚骨スープ。つけ汁は残り少なかったですが、スープを適量加えてゴクリ。麺を食べていた時にはほとんど感じなかった酸味が奥の方に姿を現し、後味は魚粉のおだやかな風味。満足!
 かなり気の利いたラーメン店です。綿密な計算の上に開店した抜け目無ささえ感じさせます。中盛り無料、別タイプメニュー(辛口)、太麺のオプション・・・そのココロは、何度も通いたくなる店。
 東武練馬の某店を訪れた際も似たような感想を持ちましたが、抜け目ないか否かを度外視しても、井の庄でいただいた一杯は非常に美味でした。
 自分で打っちゃうほど麺に興味シンシンだし、中本の冷やし味噌ラーメン大好きっ子なチルさんですから、石神井公園の井の庄…アシシゲク通わねばなりますまい。いい店発見!です。ごちそうさまでした。
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 卓上には胡椒、酢、唐辛子が置いてあります。
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