クロノス

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 密告中第二弾の後編。面白かったっす。瀬戸早紀嬢の密告二連発があまりにも鮮やかで惚れそうになりました。
 まずFUJIWARA藤本を強気のプレッシングで建物に追い込み、フジモンの背後にある鏡に写った番号を視認。過去の密告中には無かったファインプレーでした。
 続いて、宮川大輔と正面から対峙した瀬戸さん。お互いが建物を背に膠着。
 瀬戸さんは大輔の背後に視線を送ってカクラン。さらには意味深なハンドサインで大輔の視線を逸らし、大輔が少し体勢を変えた瞬間にガラス窓に写った大輔の番号を読み取るというスーパークールな密告。
 最後は山本太郎氏が捨て身の低空タックルから瀬戸さんの番号を読み取って終了でしたが、反射読み取り二連発は凄かった。
 建物に追い詰められた山本氏が巨大ハンター二人に挟み撃ちにされる構図や、宮川大輔が瀬戸さんの罠にかかる寸前にインパルス堤下の電話によって動揺していた点なども面白かったです。
 この番組を見ていると「フィクションの中で描かれる駆け引き」の限界を意識してしまいます。
 稚拙な糸さばきで操られるこじんまりとした人形劇のような「ラ**ーゲーム」より、この番組の中のドラマ性の方が見ごたえあるように思うのです。
 ラ**ーゲームは画面がSAWを意識しすぎだし、カイジのような深い作家性を感じませんな。