D4-2F

 勝ちましたねー。昨日までは我ながら頭に乗っていましたが、今日の勝利で「王手だやったー!」と喜ぶのは危険であると3年前に学んでおります。あと1つ勝てば良いんだ、というより「次の勝利」を祈り続けるしかないのです。その祈りを4日間保つ覚悟を決めたのです。
.
 試合はとても緊張感のある展開。昨日より心地良かったです。
 序盤に四球とエラーを結びつけて2点先制。すぐに1点を返され、5回にドラゴンズ先発の小笠原孝がランナーを貯めて満塁にしたところで降板。2番手の鈴木義弘はストライクが入らず押し出しで同点にしてしまう。
 なんとか同点どまりで食い止めたその裏、ファイターズ先発の吉川を再び四球・犠打・シングルヒットで満塁に追い込む。4番ウッズに対して吉川はワイルドピッチ。バッテリーエラーですぐに勝ち越し。
 6回裏にも四球2個を選んだが結局無得点。ファイターズは6回表に2四球でチャンスメイクするもヒットは出ず、5〜7回まで無得点。
 7回裏、ファイターズは勝ちパターンのセットアッパー武田久をマウンドへ送るも先頭の井端弘和に四球。続く森野将彦はライト線へツーベース。ランナー2-3塁で4番タイロン・ウッズに回ったがあえなく三振。5番中村紀洋は武田の球に食らいつき、カウント2-3からセンター前へ貴重なタイムリーヒット! 4-2とした。
 8回表は岡本真也が3人で片付ける。森本を併殺打に仕留めたのは大きかった。
 9回表には今シリーズ初お目見えとなるDEATH 13岩瀬仁紀が圧倒的な投球で3者凡退で締め。つばぜり合いを勝ち切る粘り強い勝利で王手をかけた。
 nikkansports.comスコア
.
 先発の選出にかなり苦しんだであろう日本ハムファイターズですが、高卒ルーキー吉川光夫が予想外の好投。日本シリーズらしい締まった試合を演出してくれた事について、ドラゴンズファンとして感謝したいほどです。
 日本ハム打線も少しずつ調子を上げてきて怖さがあるのですが、森本田中稲葉の上位がなかなかつながらず、ファイターズとしては今日も苦しい試合だったでしょう。
 後の無いファイターズがダルビッシュ有を温存する理由は無さそうですが、明日登板するとすれば初戦で133球投げた後の中4日。ドラゴンズ打線の集大成をダルビッシュ相手に見せ付けてほしいところです。ドラゴンズナインを信じましょう。みんながんばれ