リバース!

 Berryz工房メインのお芝居「リバース!〜私の体どこですか?」を観てきました。
 3/4。2列目。
 右寄りブロックでした。中央ブロックから外れると結構観づらくなるわけですが、それにしても 近っ すぐそこにいるBerryz工房を体感できました。
 12列目も同様ではありますが、2列目ともなると、演者がどこを見て演じているのかが一目瞭然なわけです。客席に近い位置までやってきたBerryzさんがうつむき気味で演技をしているともなると、気になって仕方がありません。要するに「こ、こtっち見るかnな?」と。そこまで動揺してないけど。
 今日は特に菅谷梨沙子さんの視線がパワフルでした。Berryz最年少のこの人は観客に対して全く気後れしません。楽しげかつ優しげな視線を観客に浴びせながら主演のポジションをしっかり全う出来てしまうのです。本当に凄い才気です。
 もう一人の主演・熊井友理奈さんはほとんど客席に視線を落としません。演じるという行為において観客へのサービス精神はある意味で“余分”であって、必要性というものはありませんが菅谷さんとの違いは確かに感じました。その代わり集中力は凄いものがあります。スタイリッシュなキャラクター表現は今日も素晴らしい。映像化された際のオーディオコメンタリーが楽しみです。
 今日の公演ならではの変化としては、夏焼雅さんが終盤に「〜〜じゃねーよっ」とツッコむセリフをかなりあっさり終わらせてしまったことでツッコみとして成立しませんでした。ウケてました。“やらかしたー”みたいな表情はそんなに出ていませんでした。楽しんで演じてるなーと思わせます。
 楽しむという点ではB派のキャラクターの方が明るくてあっけらかんとしているため、夏焼さんと同じ一派の嗣永桃子さん徳永千奈美さんも演じる喜びがほぼダイレクトに表現できており、見ていて楽しかったです。嗣永さんはスピードをゆるめない全速力演技、徳永さんは素の自分をほんのり感じさせるリラックスした演技でした。なお、ライブでの嗣永さんのはじけっぷりはガチです。プロフェッショノーです。
 アンチB派の清水佐紀さん須藤茉麻さんは緊張を解いて演技する場面が少ないので大変だったと思います。清水さんが子供っぽさを発揮する見せ場は、もう少しギュイ〜ン!と弾けてほしい気がします。須藤さんの終盤の見せ場も、もっと踏み込んだ演出が欲しいかなーと。その代わりに…というか、この二人はライブでかなり“ポッピー”なパフォーマンスを見せてくれました。目前で踊る清水さん須藤さんは、なんと言うか…とんでもないっす。
 今日も堪能させていただきました。チケット運の神様ありがとう。