屋 轍

 愛知県半田市の麺屋 轍に行きました。実家から車で20分くらいのところにありますが初訪問。(web)
 麺の量などは調査済みだったのですが、券売機で食券を買う際「特製ラーメンのさらに大盛りって出来ますか?」 と確認してみました。前例の無い申し出だったらしく断られかけたのですが、「器から出ちゃって見栄えが悪くなるかもしれませんが大丈夫ですか?」との返答。こちらの我侭を聞いていただけたようです。ありがたやありがたや。
 注文したのは特製轍ラーメン(¥950)麺大盛り(¥100・現金払い)。特製ラーメンは麺が270gに増えるらしいので大盛りだと360gかな?
http://ezc.hp.infoseek.co.jp/ramen/2009/0902wadachiA.jpg http://ezc.hp.infoseek.co.jp/ramen/2009/0902wadachiB.jpg
 出てきた丼にはまだスペースが残っていてとても美しい盛り付けでした。ただ、スープの中の麺密度が高かったです。
 このラーメンの印象は、麺にスープが載ってこない。
 スープはとても心地よいバランスで美味なのですが、麺をすすった際にそのスープの個性がほとんど伝わってこない。道頓堀@成増の中華そばにもそういった風潮は見られるのですが、麺をすすると同時に口内へ飛散するはずのスープ(量・質)に物足りなさを感じます。
 良いスープと良い麺が丼の中で1つになったところで必ずしも美味しいラーメンが出来るわけではない。そういう踏み込みの甘さが顕著なラーメンでした。スープありきの麺、麺ありきのスープ。そのどちらでもない・・・
 固形物を完食した後はスープ飲み干しコースへ。
 粘度の主張も若干ながら感じたし、低い塩分の中に感じさせるバランス感覚はとても好感が持てたのですが。そういう楽しみ方でも道頓堀の中華そばに比べると物足りなかったです。
 麺をすすった瞬間に旨いと感じさせてくれるラーメンではありませんでした。ごちそうさまでした。