須藤茉麻さん

 昨日は文字通り須藤茉麻さんの事で頭が一杯な一日でしたが、今日は一応自分の作品についても頭を働かせられたと思う。
 でも須藤さんについて考えざるを得ない時間もあった。なにしろコンサートツアー初日ですから多少のwktkは避けられない。
 須藤茉麻が主演する*1実写映画*2ライトノベルの楽しい書き方」のディレクターさんはチルさんより5歳くらい年上の方で、短編やインディーズ関係の映画で実績を積んだ方のようだ。
 そんでもって長編初監督なんだそうです。
 長編初監督するという事はどういう意味なのかを考えた。意欲に燃えてハツラツとした作品を撮ってくれるんじゃないか? というポジティブ書き込みを狼で見かけたけど、チルさんの結論はこうです。
 長編も短編もディレクターのやるべき事に変わりはない。
 ディレクターなんて撮るだけの人だから短編だろうが長編だろうが作品へのスタンスは同じであるはずだし、むしろ不動のものでないといけないとすら思う。
 短編を作るより長編を作る方が7倍くらい難しいとは思う。でもディレクターが7倍頑張ったって作品に大した影響は生まれない。そこにはディレクターという立場に置かれた人間の限界があるから。
 自分が本当に責任を持った上で作品全体の構造、展開に決定権を与えられたディレクターであれば、もっと立体的に作品全体を俯瞰してクオリティ向上のために奮闘できるでしょうが、ライトノベルの楽しい書き方のディレクターさんがそこまで手腕を発揮できるとは思えない。
 それはディレクターの実力が足りないからという話ではなく、むしろ実績が足りないがゆえの必然的な管理職であるから。ディレクターなんて総じてそんなもんだから。
 仕事をしなければいけないのはむしろ脚本家さんでしょうね。ディレクターに頼るシナリオは死んでるしシナリオに頼ろうとするディレクターは作品を殺すでしょう。結局は両者が密接にパートナーシップを働かせていく必要があり…
 とまぁ、プロ経験皆無のチルさんが駄弁ってみました。

*1:と断定する

*2:と仮定する