トリシオブットイメン井の庄
石神井公園の人気ラーメン店「麺処井の庄」の系列店が大泉学園に3/4オープン。その名もトリシオブットイメン井の庄。
4日金曜と5日土曜は1杯¥100のお祭りだったようです。
大泉学園駅南口を出てからゆめりあフェンテという商業施設の中を抜けて、階段を下りて正面の道へ入っていきます。セブンイレブンの先の雑居ビル前にトリシオブットイメンの看板が目立ってます。その雑居ビルの中に入った先、左手奥にあります。
店の外に椅子が6席ほど。外で待っていると店員さんが食券を回収しに来たので、椅子に座っている方は店内で食券を買って待つのが良いかもしれません。
注文したのはトリシオブットイメン(¥750)パキパキ中華そば(¥700)。1人で2杯いただきました。もう1つの麺メニュー「汁なしまぜそば」はもう少し先のお目見えだそうです。
鶏塩(略)の具は長ネギにチャーシュー2枚、かいわれ大根、ふろふき大根。中華そばは万能ねぎ?にチャーシュー2枚、かまぼこ1切れ、麩、海苔。
店長さんは「どちらかを先にお出ししましょうか?」と訊いてくれたので「一緒でいいです」と答えました。先に中華そばが出てきました。
まずはスープを味わう。粘度も感じる強い鶏ベース。塩分はそこそこだが、甘みが立っている。自分の中で懐かしさを覚えるということはたまり醤油を使っているのかもしれない。
麺はやっぱり太い。ちょっと芯が残っているような感あり。スープのノリはまずまずながら、麺を咀嚼すれば麺がガッツリ主張してきてスープの印象は消し飛ぶ。噛んでいて嬉しくなってしまうほど美味しい麺でもないので、すする喜びは高まってこなかった。
チャーシューは甘めの味付けが特徴的。普通といえば普通。麩とかまぼこはなんとなーく寂しい気になるチョイスです。
丼も小さめで(こんな形→\_/)女性でも余裕のサイズ。大盛りは¥100ですが、食いしん坊男子は物足りないと思います…
さて鶏塩。とろみのあるふろふき大根の出汁がそのままかけられているので濃厚に見える。
スープ。中華そばに見られた甘みは無い。塩分はまずまず。強すぎない。ストレートな鶏風味は感じないので別のガラなども使ってるような気がします。
麺をすする。太い。やはり咀嚼せざるを得ない。スープの塩分は噛むごとに飛散する。小麦粉の甘みが立ってくる。うーむ。
どうもバランスが悪いように思う。スープ自体はかなり濃厚でなかなかの出来。麺も面白い。しかし相乗効果は見出せない。
麺を食べ終えた後でスープを味わったが、いまひとつ新しい感動が無い。古いタイプのスープではないが、分かりやすい形での挑戦が見えない。中華そばのスープもしかりで、最後まで飲み干したくなるような渇望には達していなかった。
うーん。個人的な好みを抜きにすれば良い麺と良いスープなんでしょうけど。麺をすする喜びが乏しい以上、再訪問したくなるほどの魅力は感じない… 麺処井の庄、濃菜麺井の庄を始めて訪れた時に得られた満足感と程遠いのは間違いないです。
路線変更は当分ないでしょうし、しばらくはネットでの評判を見守りたいです。鶏スープと極太麺。果たして… とりあえずごちそうさまでした!