American Hustle

2014/02/04、ユナイテッドシネマズとしまえんで『アメリカン・ハッスル』を見ました。 http://american-hustle.jp/
前半にちょいちょい寝てたのもあって、おそらくチルはこの映画で何が起きたか分かってないのです。小野不由美屍鬼』みたいなことかな? 力に屈したと思ってたキャラが実は逆転をねらってた、みたいな。
それでも22歳のジェニファー・ローレンスが演じたおばちゃんキャラの強烈な存在感だけでお腹いっぱいなのです。彼女は本当にヤバイ。端的に言って天才なんだよなあ。
話について行けなくてもジェニローさんの才能に触れているだけで映画は楽しめると思う。
彼女の出演作で見たことがあるのは『ハンガーゲーム』だけでしたが、女優の良さを引き立てるような物語じゃなかったし、そもそもクソみたいな脚本でした。
その存在感の割に彼女が迎える結末はとてもあっさりしてて、最後にキャラクターが表示する不満と女優ジェニファーローレンスの不満とがリンクしているかのようです。
主役のクリスチャンベイルは太鼓のごとき腹肉を自前で用意し(つまり太った)、その成果を無駄にさらけ出すなど、どやさどやさなアプローチを見せたのですが、正直彼のキャラクターの所作はあまり覚えてません!
ジェレミーレナーやブラッドレイクーパーはもっと地味です。ブラッドレイさんは得意のアタフタ演技が時折光るのですがジェレミーさんは損な役回りです。
脂の乗った名優たちと対峙したジェニファーローレンスがその才能を存分に見せ付けた作品です。やはりデヴィッド・O・ラッセルという監督は希代の演出家なんですね。灰皿投げが代名詞の蜷川幸雄みたいな人なのかも。
物語としては、お決まりの、司法取引オチです。あれ?司法取引したと見せかけての大逆転だっけ? よく覚えてません。というわけでお目汚し失礼しました。ジェニファーローレンス大好き!