豚星。@横浜

 2014/03/29、横浜でハロプロに浸った帰りに東急東横線を途中下車して豚星。へ寄ってみました。(ラーメンデータベース:豚星。)

 こちらのお店はいわゆる「二郎系」のお店です。関東を中心に拡大しつづける「ラーメン二郎」というお店があり、そのスタイルを真似た店は全国的に広がっています。豚星。の店主さんは元々二郎で働いていた方のようです。

 二郎をざっくり説明すると、大量の豚肉と豚骨・野菜で取った独特のスープに太めの麺を合わせ、もやしとキャベツをドッサリトッピングし、でかいチャーシューを載せ、さらに刻んだ生ニンニクでアクセントを加えた、個性的すぎるラーメンなのです。

 見た目はただのラーメンに野菜をドッサリ載せているだけなのでそのスタイルを安易にパクっている悪質な店もウジャウジャ増殖中なのですが、ユニークな味と、ラーメン一杯で満腹になれるコストパフォーマンスの良さはラーメン業界に一石を投じたと言っても過言ではありません。

 昔書いた(初めてラーメン二郎へ行く方に向けた簡単なガイド)ってのがwebに残っているので、二郎に興味を持った方はこれを参考にしてチャレンジしてみてください。

 2012年にオープンした豚星。はラーメンデータベースでもかなり高い評価を受けていてずっと興味を持っていたのですが、今回の横浜遠征をチャンスと見て、疲れた体を引きずって初訪問。

 土曜の夜21時45分に到着、行列は10人。おぉ、ホントに人気店だなあ。終電に間に合うか心配しながらラーメン店に並ぶのは初めてだったかも。

 初訪問でしたが大ラーメン(¥700)+豚(¥100)の食券を購入。大ラーメンを¥700で出す店は直系二郎でもなかなか無いですよね。豚増し¥100なのも凄いです。二郎インスパイア店では¥150な店も多いのに。

 40分ほど後で丼と対面。写真の解像度低くて申し訳ないです。ニンニク多すぎ! 太っ腹。野菜も多めで豚もデカいし多いし!

 序盤は野菜と豚を片付けるしかありません。豚はホロホロの食感。バラ肉の巻き巻きタイプですがしっとり感も残ってて美味です。カエシがもう少し感じられると最高。

 野菜は変な硬さも無く、良い茹で加減。特別美味しい野菜ではないけど。ニンニクは辛味が残っていてちょっと残念なタイプ。食べた後の臭みも強烈でした!

 麺はこんな感じ。

 なんとか突破口を見つけて麺を引き出します。麺はちぢれ感が無いストレート。二郎系にしては標準かやや細めのフォルム。食べやすい。理想的。

 スープ表面には若干の液体油層。乳化系の白濁感は強くない。

 すする。美味しいですね! 序盤からしっかり味が感じられるのでスープもしっかり均一化してます。グルも効いてて豚の旨味もしっかりしてます。二郎としての王道に近い味わいだと思います。二郎インスパイア店じゃなかなか味わえないタイプです。

 麺そのものの味にはそれほど個性を感じませんが、二郎系ラーメンを成立させるために必要な感性が備わった良い麺だったと思います。無駄に太い麺を誇りたがるインスパイア店は、こういう店のこういう麺が支持を集めてる事実と向き合ってください。

 野菜も豚も麺もボリュームたっぷりでタフな戦いを予感しましたが、ペースはそれほど落とさないままに完食。彼女を行列に待たせておいて30分後に割り込んできやがった不届き者がチルの隣に座ってるんだからロットバトルで圧倒するしかないでしょうよ!

 独立した二郎系店舗でこのコストパフォーマンスは脱帽! 味もしっかりしてるのでいつか汁なしやつけ麺も食べてみたいです。限定メニューも多彩? そりゃRDB評価が高まるのも当然ですな。ごちそうさまでした!