べんてん@高田馬場

 つけめんが食べたい気分になった。しかし失敗したくない。99%納得できるつけめんといえばべんてんしか思い付かない。半年ぶり2度目の訪問。
 到着すると川沿いの行列は20人ほど。思っていたより強い日射しの下、ラヴクラフト全集を読みつつ待つ。
 入店し、着席したのは53分後。こういう数字を書くといかにもアホっぽいですね。オーダーし、麺茹で時間をカウント開始。通常、つけめんの麺茹で時間は6分間みたい。
 注文はつけめん(¥750)中盛(¥100)少なめ。べんてんは麺の量がダイナミックな事で有名。通常で350g、中盛で650gだとか。中盛少なめだと500〜550gだそうです。
 つけだれ登場。相変わらず美味そうなビジュアル。醤油色は濃い目で脂分は少なめ。同じ細さに切られたメンマとチャーシュー、小さくカットされた海苔が2枚浮かんでいる。
 麺登場。ウハッww 自分が今まで対峙してきた麺の中では最多でしょうな。決して小さくない丼の“水平線”を飛び出すプリプリの麺。無心で食らいつく。いや、すする。
 つけ汁は前回と同じ印象。酸味と辛味はほとんど感じられず、甘味が強め。ダシの風味はハッキリクッキリしすぎていない。
 個人的にも、麺を最後まで飽きずに食べきるには奥ゆかしさよりもパンチ力重視で良いと思う。とにかく美味い。
 問題は麺の量ですが、さすがにハード。二郎神保町店でよく味わうバトル感が胃袋で存在感を増していくのだけど、それでも舌によって送られる美味しいよ!信号は弱まらない。
 麺そのもののプリップリ感も思っていた以上に感じられた。つけ汁に浮かぶ具もおまけ程度の量ではなくて嬉しい。
 麺を食べ終えた時点で残ったつけ汁はごくわずかで、スープ割りは困難だったのですが、どのみち満腹でスープを飲む余裕は無かったです。
 つけめんという料理に求める条件をしっかり満たしてくれる上、量もバッチリ。フェイバリットな麺処だといえるでしょう。ごちそうさまでした。