押井守[これが僕の回答である。]
相変わらず押井信者的な振る舞いを止めない。まだ観ぬ映像作品もあるのに、無料で触れられるからという理由によって著作物を読み漁っている。卑しい。
気になる発言を抜いてみる。
- 映画って結局、国境を超えない
- 最後はナレーションという究極の武器がある。ナレーションというのがまた悪魔の発明で、同じ絵でもナレーションによってまったく違う印象の絵にすることができてしまう。これは、ほとんどファッショといっていい。
- 実写の人間に「アニメはいいよな」と随分言われてきた。お金がないのが哀しくて、お客さんを見込めないのが嫌なら、アニメのように観れる実写を作ればいい。
- むやみに結婚を奨励したりせず、独身単身者のオタクたちの消費能力をもっとポジティブにとらえ直すことが景気回復につながる(2002年の発言!)
- 絵コンテを描くのにドーパミンはいらない。
- 大切なのは、自分が“それを初めて生み出す者になる…今まさに生み出している”という強い想いだ。
あっという間に読みきってしまった。もっと勉強しなきゃなーと思わせてくれる一冊。