NOAH・GHCヘビー

 チルさんのプロレス熱を再点火させた丸藤正道 vs KENTAの一戦が9ヶ月ぶりに行われました。地上波放送されたものを録画して観る、というつまみ食いな立場です。
 …やっぱり凄かった…
 凄い試合だ!と言ってるだけじゃどうしようもない。この二人の対戦では技の返し方、流れ・波の作り方、リズム感の作り方等といったところにプロレスIQの高さがヒシヒシと感じられる。
 その要素でいえばガッツンガッツン繰り出される大技に耐え続ける事で流れを作っていた四天王時代よりも数段進歩しているような気がしないでもなくなくない。
 プロレスラーが相手にしているのはあくまでも観客であって、観客に勝利できないプロレスラーは本当の勝者になれない。危険度が高くて派手な技も目に付くけど、それも客の中のテンションをコントロールするための道具・手段に過ぎなくて、相手を叩き潰すためにはこれくらい危険な落とし方しなきゃダメなんだ!という視点は存在していないと思う。
 観客のコントロールという意味ではえいがゾンビとしても参考にしたいところであります。丸藤正道、KENTA。二人の才能に感服。プロレスは新時代を作り得る。