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 品川の街並みを歩いたり有楽町線に揺られたりしているとイメージやコンセプティングやラストの締め方やキャラクターが具体性を帯びていきました。メモ帳に換算するとたったの2ページですが。
 その2ページに確かな手応えを感じちゃったわけですが、まだまだジグソーパズルはバラッバラです。1ピース1ピース、手に取ってハメて、手に取ってハメる。地道。
 前進している実感を得ると同時に、数年に渡って温めていた世界観を形にしてしまうのが怖い瞬間がある。それでも、自分の中の映画理論が形になっていく過程からは、自分が手にしている武器を研ぎ澄ましていくかのような実感を得ている。
 いい年して言うのもナンですけど。