スモジへ行こう

 相模大野駅前店初訪問にまつわる記憶が日記・体験記としてそれなりのボリュームの文章に成ってしまったので独立させました。興味のある方はどうぞ。
 二郎で食べたいけど、味に関してはひばりヶ丘と神保町で文句ないので、変化球的なメニューを提供している支店へ行こう。そんな気分になりました。
 映画を観に行くついでに二郎で食べるのが現実的かなーということで、サンシャイン2057上映スケジュールとラーメン二郎マップを眺めつつ考慮し、相模大野駅前店で和ッ!カレーをいただくことに。
 スモジこと相模大野駅前店には初訪問。新宿から小田急線で30分弱です。合計1時間超の旅路を埋めるために音楽再生装置を携帯したのですがイヤフォンが壊れておりまともな音楽鑑賞ができません。仕方ないのでプロットメモ帳を片手に新作のイメージを練り続けました。
 店の位置をロクに確認せず出発するという失態。我が二郎マップの地図イメージを記憶から引っ張り出しつつ店舗を探してみました。案の定、入る道を一本間違えて廃ホテルをグルリと迂回するハメになりましたがなんとか到着。
 行列は2人+5〜6人の団体さん。団体さんに並んでます?と訊いたら「あ、先どうぞ」と言われたのでゴボウ抜き。全員集合するのを待ってたみたいです。
 チルさんが食券を購入すると、すぐ後ろに並び始めた団体さん(高校生男子かな)の「二郎初体験だよドッキドキトークが聞こえてきました。どこの支店でも聞こえてくるようなものだったのでチルイヤーを巨大化させるつもりは無かったのですが、券売機の説明表示を見て推測したのか「『大』には豚入ってないんだよ。大で豚入れたい時は『大豚』買うんだよ」という声が聞こえてきたので「大にも豚は入ってますよー」とアドバイスさせてもらいました。
 さらに団体さんから「『大』ってそんなに多いんですか?」と質問されたので、「多いですよ。小にしておいた方が良いと思います」と回答しました。「欲かくと、恥かくよ」そんな標語が展示してある店ですし、小を勧める事は間違いではないですよね…?
 ほどなくして座席が空きました。奥から3番目、店主の目の前の席でした。カウンターに食券を提出しないままデジカメをいじっているという失態を犯し、「食券もらいましょうかー」と店主さんから言われてしまいました。チマタの噂ほど厳しい口調ではありませんでした。
 店主さんは力皇猛に似ているような気がしましたが、力皇ってそんなに個性的なルックスじゃないし、それに似ていると結論付けるのは失礼かしらん、と帰りの新宿駅ホームで考えました。でも結局この場に記述してしまいました。
 並んでいる際に食券を提示したものの現行ロットからは漏れ、次のロットに回ることになりました。出来上がりを待っていると団体客のうちの3人がチルさんの右斜め前に着席。1人は大の食券を購入していました。彼の行く末にちょっぴり興味を持ちました。
 チルさんの隣りに座ったご高齢の男性はチルさんと同じロットで麺硬めでした。小の麺硬めで、ヤサイニンニクカラメとコールしているのを見て軽く驚きました。
 間もなくチルさんの大+和ッ!カレーが出来上がり。粉末2種類+黄色透明の液体、これが和ッ!カレーの正体のようです。トッピングを訊かれたのでカラメコールしました。
 団体客さんのラーメンもすぐに登場。「これで『小』だぜ…?」というお約束の文言が聞こえてきました。団体客さんは小・ヤサイ、小・ニンニク抜き、大・ニンニク少し、というラインナップでした。
 チルさんは紫帯ジロリアンとしてのプライドを燃やしながらフルスピードで食べました。団体客さんは「食えるか?」「大だったら死んでた」「ノド乾く…」などと言った声を上げていました。
 チルさんが完食したのとほぼ同時に左隣りのご高齢男性が丼を上げた(ちゃんと完食)のを見て驚いてから席を立ちました。団体客さんの丼にはイクバクかの麺が残っていましたが、大を食べていた方も残り4口くらいまで食べ進んでおり、「結構がんばったのね」なんてエラそうな事を考えながら退店しました。