下頭橋ラーメン@常盤台

 げとうばしラーメン。以前は「げどばし」と読んでいたらしいです。WMC板橋に行くついでに麺でも食うか、と思って選出したのがこのお店。東武東上線上板橋を降り、しばらく迷ったあげく到着しました。
 チャーシューメン(¥850)大盛り(¥100)を注文しました。
http://chillvil.hp.infoseek.co.jp/taberu/ra-men2/070429getoubashiA.jpg http://chillvil.hp.infoseek.co.jp/taberu/ra-men2/070429getoubashiB.jpg
 チルさんはどちらかというとルーキー寄りの「東京びと」なので背脂チャッチャ系なんて呼ばれる類のラーメンにはそれほど親しみが無いのです。ゆえにこのラーメンのビジュアルには多少ビックリしました。スープ全面をビッシリと覆う背脂。ハートがニヤニヤしました。
 とりあえず食べます。麺が若干癒着気味で引き上げるのが難しい。若干太めの細麺、ってところでしょうか。すすります。背脂の風味、というより香り、というより風味…はしっかり乗っかってくるのですが、醤油などの塩分が弱い。
 スープをしっかりカクハンする事を意識しながら食べるも、やっぱり塩分が物足りない。スープだけをすすれば十分な塩分だし、スープとしてまとまってるんですが。
 卓上のラーメン用タレを少しずつ加えながら塩分調整。タレは醤油に若干の甘さが加えられたカエシです。醤油感を加えていけば二郎っぽくなるのかも〜と思ったのですが、やはり別物。
 スープは味付き背脂と呼ぶのがふさわしいほどで、二郎でいう汁なし、ラ界でいう「あえそば」のような位置づけのそれを食べ続けました。最後はコショウを多めに振りかけて二郎・関内店らしさを演出してみたり。 
.
 背脂系代表格なラーメンを食べて思ったのは、コッテリ感や粘度の高さを強調させる方法は、背脂系全盛期当時よりも洗練され進化しているんだなぁ、ということ。背脂の粒子が濃厚さを演出する最良の手段だった時代があり、そこから確実に時間が経過している。
 ラーメンの価格としてもかなり高め。味とのバランスを考えると、若干期待ハズレでした。それはともかく、ごちそうさまでした。