麺屋 騎士

　自宅からさほど遠くないエリアにオープンした麺屋 騎士（めんや・ないと）へ行きました。チルさんのお気に入り麺処「道頓堀」に勤めていた方が独立して開店したお店だそうです。
　東武東上線・ときわ台駅から徒歩3分ほど。線路沿いをちょっと歩いたところにあります。木材を押し出した外観、コンクリむき出しに間接照明などで温かみを持たせた内装。店構えはとても上等です。
　メニュー構成は道頓堀とほぼ同じです。ラーメン、つけ麺、塩ラーメン。それに加えて黒ラーメン、黒つけ麺なんてのもあります。詳しくはこちら ラーメンデータベース
　道頓堀でいう特製中華そばに当たるであろう特上醤油ラーメン(￥850)をオーダー。入店のタイミングが悪かったのかそこそこ待たされました。

　まず印象的だったのは、スープの色合い。醤油の赤黒い色合いが道頓堀の中華そばよりも濃い。照明の影響かもしれないけど、そんな印象。
　レンゲですする。風味は道頓堀に近いけど、道頓堀のような二元的三元的な旨みの波が感じられず、単一的。きれいにまとまっている。塩分などのバランスに関しては文句なし。
　チャーシューも道頓堀とは随分違う。ボリューム感のあるバラ肉？　脂肪層がクッキリしていて、なおかつフワトロな煮込み具合。道頓堀のように蒸し器で処理してるかは謎。
　１ピース丸ごと口に放り込むと呆気なく溶解し、その次にはタレの風味がしっかり広がっていく。とても美味。
　麺はかなり細め。道頓堀の塩らーめんとほぼ同じ太さ。道頓堀の中華そばは麺とスープのからみがそれほど強くないのですが、より細い麺を使っているにしては似たような印象。強烈な味わいがあるスープではないので当然かもしれませんが。
　高望みしすぎっぽいですが、食後感はかなり満足でした。わかめ、メンマ、のり、なると等の具も道頓堀同様に良いアクセントになっています。下は味付け玉子。

　スープを飲み干すのは回避。確かな至福を体験できる道頓堀とは若干の差がありますが、それでもかなりレベルの高い一杯でした。ごちそうさまでした。