大日本人

 メシの後でまっつんフィルム観ます。
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 映画製作に関わった経験が無い人間が映画畑の住人ヅラして、「完成度」とか「期待値」のように、限りなく客観的っぽい要素のみで作品を切り取り、あげく点数を付けて腐していたりするのを見ると腹が立つ。
 適度に模倣し、上手に映画を作ってみせた新参者だけを受け入れ、映画業界に殴りこみをかけるような異業者はあっけなく否定し、唾棄し、虚仮にする。「ここをこうした方がウケるのに…分かってないなぁ」という浅い視点で切り捨てる。
 松本人志に対して器用な映画製作とか映画作りのセンスを求める人間が多いのか? 一人のタレントが作家性やパーソナリティをここまで前面に出した映画を生み出した(生み出し得た)という事を大いに称えるべきだ。
 映画は“最高峰”の媒体などではないし、松本人志は業界の“作法”にのっとっただけで満足するような存在ではない。恐れ知らずという表現さえぬるいのかもしれない。真の異端。凄いなこりゃ。チルさんの映画観に影響及ぼしそうだ。
 色々と書き足したくなるだろうけどとりあえず更新です。