パトレイバー/5・6

 機動警察パトレイバーTVシリーズDVD。5巻と6巻。
 シャフト社が秘密裏に開発した怪物レイバー・グリフォンと特車2課イングラムのせめぎあい、という長期的なストーリーラインが描かれていきます。

機動警察パトレイバー ON TELEVISION SERIES 2. [DVD]

機動警察パトレイバー ON TELEVISION SERIES 2. [DVD]

 レイバーショーに展示された試作汎用型パトレイバー、その試運転をしているところに現れたハイパースペックな黒いレイバー。その破壊力を無邪気な操縦でいかんなく発揮する少年・バド。遊馬の試作機は成す術なく大破、第二小隊のパトレイバー2機も力及ばずグリフォンは大空に消える。
 黒いレイバーが墜落した残骸はダミーだった。シャフト社開発部の内海はグリフォンとバドの回収を済ませたが、会社幹部は内海の独断を許さず私設の警備隊で拿捕を狙うが、内海はその手を逃れ、バドらと共にグリフォンを持ち出して逃走する。
 その内海が東京湾から入港するという情報をつかんだ特車2課はグリフォンに歯止めをかけるため、決死の覚悟で警備体制に入る・・・
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 グリフォンとの決着は思っていたよりも早い段階(35話)で訪れました。流れとしてはキレイだし、リアリティも十分なのですが、期待していた割に精度が低かったです。
 最大の不満は、全体を貫くコメディ要素がクライマックスになってもちょくちょく顔を見せる点。ファントムとの決着戦の方がまだ緊張感があったように思います。
コメディ調も理由の1つでしょうが、テンポも悪く無駄が多い。ヤマの少なさの割にはかなり引っ張ってるし、決着の付け方も若干消化不良。おそらく漫画版の方が完成度高いんだろうな〜などと要らぬ想像をしてしまいました。
 TVシリーズは色んな部分でゆるさが目立ちますね。世界観を伝え、育てていくという点では意味があるんでしょうが。