D6-5S

 ドラゴンズの昨日の敗戦により、「阪神が一歩リードしたなぁ」「阪神はこれで安心できるだろうなぁ」と思いました。これはマズいぞ、というような危惧を抱いたのは今シーズンで初めてだったかもしれません。
 今日の試合、常に6人で回してきた先発ローテーションに変化が起きました。川上を先発させず、被本塁打の少ない朝倉が神宮の先発マウンドへ。チルさんの危機感とチームの変化のタイミングが一致。
 朝倉は中4日登板ということで調子は悪く、先制点・追加点を許す苦しい展開。ヤクルト先発石川はもっと悪い内容だったものの、いまいち攻め切れないドラゴンズ。
 4回裏、ヤクルト川本が空振り三振→キャッチャー谷繁が球をこぼす、という場面で主審がファウルチップという判定。監督も抗議しましたが判定覆らず。その直後の一球をホームランにされてしまうなど、いや〜な空気が漂いました。
 それでもじわじわ追い上げ、7回表には満塁でタイロン・ウッズが2点タイムリーヒット。同点に。その後6番のイ・ビョンギュに代打・立浪和義李炳圭を試合途中で下げるという采配は久々でした。立浪は勝ち越し打を打てませんでしたが、この場面にもチームの変化が表れていました。
 4回で降板となった朝倉の後を継いだリリーフ陣・高橋鈴木久本は4イニングを無失点でしのいでくれました。
 そして9回表、中村ノリがライトスタンドへ勝ち越しホームラン! 昨日苦渋を味わった3番4番が勝利を呼び込んでくれました。
 9回裏は“DEATH 13”岩瀬仁紀がゲッツーで締め。3年連続40セーブという偉業を成し遂げてくれました。おめでとう!ありがとう!
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 阪神−巨人戦は先発の出来に差があり、巨人の圧勝。昨日感じた「阪神の優位」が今日の結果によって再び混沌に埋もれました。凄まじいペナントレースですね。ドラゴンズの連覇を最後まで祈り続けます。