ジャンプ!○○中

 かねてからチェックしていたクロノスという番組がゴールデンに進出。ジャンプ!○○中というタイトルでスタートしました。(オフィシャルサイトないんかい)
 CMや番宣を見る感じではクロノスの面白さが決定的に損なわれるオソレがありましたが、今日の2時間スペシャルは前半1時間が全て逃走中にあてがわれており、素直に企画の面白さを伝える構成になっており安心しました。
 そしてその逃走中の内容も、偶然を味方につけてかなり高水準の面白さを保っていました。番組のテイストもキープされており、クロノスの魂は死なずといったところ。来週は逃走中ないみたいですが…
 今回の逃走中、参加者は12人。舞台はお台場。以前にも使われた場所ですが、一部建物の中も逃走可能エリアとなった上、ビル全体を使ってゲーム性を高めていました。
 基本的には鬼ごっこで、逃走時間1秒ごとに賞金が¥300増加。追跡するハンターに捕獲されれば賞金は当然ゼロ。公衆電話からの自首によってその時点での賞金を獲得することも可能。
 見つかりそうにない場所に隠れ続けると興を削がれるため、参加者にはミッションが科せられる。今回の場合は

  • 指定時間までに腕についた時限装置を解除して失格を逃れる。解除にはお台場アクアシティ内に点在するキーカードが必要。
  • メディアージュの出口が順番に封鎖されていくので指定時間までに脱出しろ。時間になるとアクアシティ内にハンターが100人投入される。
  • ハンターが100人、別の場所からトレーラーに乗って移動中。エリア内にある誘導装置の電源を落とせ。その作業には3人の参加者が必要。

 の3種類でした。
 最初のミッションが公布される前に確保されたのは若槻千夏島崎和歌子。公布前に自首したのは斎藤洋介。全然美味しくない3人です。
 時限装置解除ミッションでミスを犯して確保されたのは山本裕典。若手の俳優さん。カードキーを発見し、解除に集中するあまり近づいてくるハンターに気付かず。
 解除成功後の脱出ミッションでは3人が犠牲に。上の階のハンターから逃げてエスカレーターを下った先で別のハンターに捕まった森三中大島美幸、不用意にエレベータに乗り、ドアが開いた瞬間に確保されたアンガールズ田中卓志、解除にモタついて脱出が遅れ、辿り着いた出口が次々と封鎖されて結局抜け出せなかった山崎邦正解き放たれた100人ハンターから必死に逃げるザキさんは笑えました。
 残る5人は屋外フィールドに散開。オリエンタルラジオ藤森慎吾は自分から離れた位置に眞鍋かをりを発見すると、携帯電話で呼び止め自分のおとりにするため合流を図る。「一緒に逃げましょう、俺が守ります」などとあからさまなウソをつくあたりは番組を分かってるなーと思いました。
 最後のミッションが公布されるとプレイヤー達はお互いに携帯電話で連絡を取り合い、位置を確認し合う。眞鍋は藤森に呼び止められる直前に電源装置を見かけていたため、3人目のプレイヤーを電源装置まで誘導しようとする。
 最も近い位置にいたのはオリエンタルラジオ中田敦彦。序盤で眞鍋と行動を共にしていたが、再合流を目前にしてハンターに見つかり確保される。「眞鍋さーん!」という断末魔の叫びはなかなかグッジョブ。
 最後のミッションにはチュートリアルのどちらかが協力しなければクリアできない展開に。徳井義実は距離が遠い上に尿意を訴え動きが鈍る。結局ハンターに捕獲されて残りは3人。
 チュートリアル福田充徳が眞鍋藤森と合流、誘導装置の電源を落とすことに成功。トレーラーは停止し、コンテナからはCGの冷気が漏れたw
 3人はうまくバラける事ができない。福田が確保されて残り2人。残り時間わずかだが、眞鍋と藤森はいよいよハンター2人に挟まれる。「私もうダメだからおとりになるよ、逃げて」と健気発言する眞鍋かをり。高感度が上がらないわけがない。
 挟み撃ちを切り返しでうまく回避した眞鍋だが完全にバテて倒れこんでしまい、無念の確保。最後の1人藤森も、2人のハンターに追われて万事休す。逃走成功者はゼロに終わった。。。
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 自首で25万円?を獲得した斎藤洋介は置いといて、展開としては完璧に近かったです。つかまるタイミング、残った面子、チュート&オリラジの合間トーク、演出が生んだドラマチックな確保。過去の逃走中と比較しても遜色がなく、初回としては上々の立ち上がり。
 毎週逃走中を放送するわけではないところが痛いですが、構成の方向性が修正されてクロノス系ゲームが主流となったゴールデン番組になることを期待しています。生態調査中とか激しくどうでもいいっす。