余韻

 落合采配への批判が物凄かったのでどうにも苛立ちが消えませんでした。落合博満中日ドラゴンズの監督に就任し、会見で日本一を目指すことをハッキリ明言。その日からずっと日本一を願い続けてきました。
 その願いが4年越し*1でようやく叶えられたというのに、野球人気に悪影響を及ぼす采配とまで言われ、ひいきチームの監督が非難を浴びせられる。
 なぜこんな思いをさせられなきゃいけないんだ?*2 中日ファンにどんな罪があるというんだ? そんな思いに駆られました。
 丸一日経ってやっと落ち着いてきました。
 日本ハム打線の不調によって落合監督を理解するための重大なヒントがもたらされた事は良かったですね。今後数年は冷徹監督のレッテルを掲げたネガティブキャンペーンが続くでしょう。一生監督になれそうもない人たちが集まって解説者に収まっているプロ野球ニュース(BSフジ)なんかは無骨な落合の姿勢を嘲笑するような方向で今後も続けられるでしょう。
 一晩明けて、プロ野球関係者の多くが一つの采配(ただ一度の継投)に対する支持を表明しまくっているのを見ると、マスコミの「落合監督のあの采配、どう思います? 酷くないっすか?」攻勢が激しすぎて逆に反発を招いたように見えます。日本一監督と選手達に対して敬意を払えない報道体制への怒りが感じられる。
 昨日の晩に諸情報知らない状態で「考えられない」と口走ってた連中はともかく、一晩明けて出てきた意見の中には否定論があまり無いように見えます。正義ぶって落合を叩く報道への反発が多少あるように感じました。田中達也みたいな他スポーツの現役選手も支持してるから驚きました。
 中日OB谷沢健一氏の「落合は監督の器じゃない」発言を、私は一生許すことができないと思います。ありがとう落合監督

*1:中日ファンになっておよそ19年目です

*2:私自身が何らかの努力をしてきたわけじゃないですけどね