リバース!

 Berryz工房メインのお芝居「リバース!〜私の体どこですか?〜」を観てきました。
 1/4。19列目。
 7人のメンバーの中でも熊井友理奈菅谷梨沙子の年少コンビが主演といって良いレベルで、あとの5人は若干後ろ寄りのポジションでした。
 最年少・菅谷さんの表現力全般には以前から感心させられてきました。前回の芝居で菅谷さんが演じた役は引っ込み思案のか弱い妹キャラでしたが、今回は快活なキャラクターでふり幅が大きかったです。割とハキハキなセリフ回しになっていて滑舌は追いついていなかったものの、そんな事は大した問題じゃありません。プレッシャーもあったでしょうが本当によく頑張ってました。切なげな表情をもっと近くで見たいですな。
 熊井さんは175cmの高身長&キリリフェイスというルックスを武器に生徒会長役に抜擢です。本人はハイパーピュアな性格なのでしっかり者の役柄とのギャップはありましたが、なにしろ素質が良い。落ち着きを感じさせた上、演じる事をエンジョイしてる感も見られました。立派なものです。
 他のメンバーは葛藤らしい葛藤を持たないサックリでストレートなキャラクターでした。存在感という点では主演の二人と張り合えないかなぁ。芝居的なギャグ演技はたくさんあったものの、ステージから遠い座席だったもので演技の向こうの機微までは感じる余裕が無かったですね。明日以降の宿題です。
 須藤茉麻さんはちょっとだけヂレンマを抱えた設定だったのでちょっとだけ美味しかったかもしれません。クライマックスで見せ場がありました。ファニー系演技は元から得意ジャンルなのでキャラクターをちゃんと自分のものにしてたと思います。耳とうなじが覗くヘアスタイルがとても似合っていました。中身と関係ないか♪
 あとの4人について。「B派」に属するのが嗣永桃子さん徳永千奈美さん夏焼雅さんで、「アンチB派」が清水佐紀さん。Berryzのファンならほぼ納得するであろう適材適所なキャラクター設定だったと思います。
 嗣永さんは相変わらず…というより一段とシャープなクオリティでキュ〜トなパーソナリティを爆発させていました。なんというか手ごわいです。次のお芝居ではメインキャラとして幅のある演技を見せてほしいなーと思います。
 徳永さんはバランスが良い、と感じました。良いつなぎ役というか潤滑油というか、菅谷さんを優しくフォローしつつ夏焼さんとアホっぽさを見せる、というポジションを任されており、こなしていました。決して簡単ではなかったと思います。上手いし度胸あるように見えるんだけど内実はナイーブな事をヲタは知っているわけで。過去の徳永さんを重ね合わせれば萌えるのは容易な事です。
 夏焼さんは前回の芝居に比べればプレッシャーの少ない役。その分演技を楽しんでいたし、楽しませる事を楽しんでいたのではないでしょうか。徳永さんとのコンビは強力でした。
 清水さんは副会長。当然マジメ系なキャラで、定評のある滑舌の良さが活きるキャラだったと思います。真顔や悩む顔なども清水さんの良さが引き立つ要素で、そういう意味でも乙だったと思います。表情は明日以降じっくり看視します。
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 個人がどれくらい活かされていたか、について書いてみました。芝居のホンや展開・構成については…判断に少し時間がかかるかもしれません。
 それにしても、月末にリリースされるニューシングル「付き合ってるのに片思い」のライブパフォーマンスを見せてもらえたのですが…最高っす!!! 状況が状況だけに上方修正されてるかもしれませんが、Berryz工房の魅力が爆発している曲ですよこれホントマジで。
 タイトルだけ聞くとこれまでの流れから大きく外れず「一か八か」テイストが感じられなくて不安でしたが、吹き飛びました。この曲は売れてほしい。オリコン最高位目指そうぜ!
 やっぱり“ライブ”は良いですね。4回も観に行く事に対して消極的だった面もあるのですが、今日行ってみて積極的になれました。楽しませていただきます。