SW2.0 リプレイもどき1-1

 昨日行ったソード・ワールド2.0の1人テストプレイログを、リプレイ風の読み物として編集してみることにしました。プレイヤー5人とゲームマスター1人の人格を使い分けて書いてます。
 ルールブック付属のシナリオは依頼が舞い込むところからスタートですが、プレイヤーキャラクターが出会ってパーティを結成するまでの過程をおざなりにしたくないので、その辺をまるっきりの創造で書き上げてみました。
 この作業にかなりの時間がかかりました。半日くらいかけたかな? キャラクターの名前を決めるところで毎回悩んでしまいました。5人分考えるのは大変だ。
 テーブルトークRPGの「リプレイ」というものに馴染みが無い方にも、楽しんでいただけるように配慮しました。けっこう長いですが、載せてみまーす。
 サイコロの出目はガチです! シナリオ本編のリプレイもどきはぼちぼち載せていこうと思います。
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  • GM それじゃ第1回セッション始めますよ
  • プレイヤー5人 お願いしまーす
  • GM 先ほど作っていただいたキャラクターには背景がありませんのでみなさんで自由に創造してください。他のキャラとのバランスや導入に使えるよう、柔軟に設定してねん
  • プレイヤー5人 ……
  • GM ルキスラ帝国の首都「帝都ルキスラ」にある冒険者の店からスタート。PC5人のうちの1人が入り口のドアを開けて入店した瞬間から場面を開始します。他の4人は店の外にいてもいいし中にいてもいいです。
  • プレイヤーB ドアを開けた人間が主役ですか?
  • GM 違う違うw でも最初のカットだから重要っちゃあ重要
  • プレイヤーC ざわ・・・ ざわ・・・
  • プレイヤーE じゃあサイコロで最初に出演するキャラを決めようよ
  • GM オッケー。こんなことで最初のサイコロ振るとは思わなかったw
  • プレイヤーD じゃあGM振ってねー
  • プレイヤーA 1〜5をA〜Eに割り当て。6なら振り直しね
  • GM いきまーす 4
  • D あ、私だー
  • 他プレイヤー おめーw
  • GM じゃあDさんのキャラクターからスタート。他の人は好きなタイミングでからんできていいよー
  • D まずは風貌を。人間生まれナイトメアの女戦士です。身長は180センチ弱。ワイルドな印象かな。髪の色は…ほんのり茶色な黒髪にしよう。ベリーショート。
  • GM ナイトメアの角は隠してますか?
  • D 装飾品にかけるお金が無いんで基本的にむき出しです。髪の間からチョコんと。強さで周囲を黙らせてきたような家柄なので普段もそういう態度になりがち。ワクワクしながら店のドアを開けて、客層などをひそかに値踏みするように歩きながら空いたテーブル席へ座ります。キャラの名前はクウォン・ヤウリン(キャラデータ)
  • GM やっぱり武器は持ってますか? ヘビーアックスだけど
  • クウォン 腰にぶら下げて来てます。座る前に外して、床にゴロリン
  • GM 他プレイヤーが出ないなら適当にNPC動かします
  • 他プレイヤー 様子見てます
  • GM (コロコロコロ)客の一人であるタビットが近くの席に座ろうとして椅子を引いたところヘビーアックスに当たってしまいました。「ぬ、なんだこりゃ? あんたのか?」
  • クウォン 「ああそうだよ、邪魔だったかい」
  • GM 「こんなバカデカイのを…あ」 不満げなタビットはクウォンの角に気付きました。
  • クウォン 「ごめんねタビット君」 そう言いながらアックスをヒョイとかついでカウンターへ移動します。
  • GM 背後でぶつぶつ言ってますがタビットは自分の席で飲み始めました。
  • クウォン 「マスター? なんでもいい、一杯ちょうだい」
  • GM=マスター 「おう」 若々しいルックスのクウォンだけどマスターはナイトメアであることも瞬時に見抜いています。エールをクウォンに一杯。
  • クウォン 角を指でつつきながら「アタシの同類は店にいないみたいだけど…物珍しいの?」
  • GM=マスター 「いや、うちにも角持ちの常連は多いぜ。気にしないでいい」
  • クウォン 「そっかありがと」エールをゴクリ。「あたしはクウォン・ヤウリン。新米だ」
  • GM=マスター 「みたいだな。エンブレムも無いし」
  • クウォン 「鎧や盾についてるのがこの店のエンブレムってわけね」
  • GM=マスター 「ああそうさ」
  • E この辺で登場しよう。隅のテーブルで大人しくしてた僕のキャラですがカウンターに近付いて二人の会話に割り込む。「あのーすみません…私もエンブレムをいただいて冒険者稼業を開始したいのですが、それに伴う手続きの手順を教えていただきたく…」
  • クウォン エールを口にふくんだまま固まって割り込んできた人物を見つめる
  • GM=マスター 了解です。じゃあキャラクターのルックスから説明してください
  • E 男エルフの若造です。身長は175cmくらい。髪色は茶色でシャレっ気のないショート。服装も地味。聖印は首から下げていますが服の下に隠してます。
  • クウォン じゃあスキルは分からないね。「クウォン・ヤウリン。あんたと同じ新米だよ」握手を要求
  • E 「あ、あの、どうも。リム・ヤフィール(キャラデータ)と申します」 握手に答えてみると握力にビックリして「あいた!」
  • GM=マスター 「おまえさん達はどちらも冒険者志望で、仲間もいないわけか。パーティとして一緒にやってみたらどうだ? ナイトメアとエルフならお互いにフォローし合えるだろう」
  • リム 「ナイトメ…あ」 クウォンの角に気付く。
  • クウォン 「あたしの相棒はこいつさ(床からアックスを持ち上げてかつぐ)。角も生えてる(指でツンツン)。あんたの特技はなんだい? 妖精ならあたしにも見えるんだけど」
  • リム 「いえ、僕はキルヒアのプリーストです。妖精は見えません。戦う事については素人なのですが…お力になれるでしょうか」 ドキドキ
  • クウォン 「プリーストね。それじゃあよろしく! というわけでマスター仕事ちょうだい」
  • GM=マスター 「ハッハッハ、ベテランならともかく、新米2人のコンビじゃ仕事はなかなかやれねえぞ」
  • リム 「クウォンさん、一般的に冒険者パーティは4人から6人くらいだと言われています」
  • クウォン 「ってことはあと2人もいるってこと?」
  • A 1人パーティに入れない可能性がw
  • GM=マスター 「そういうことだな。パーティらしいパーティが組めたらうちのエンブレムをやるぞ」
  • クウォン 「分かった。じゃあさっきのタビットを誘って…」
  • C ちょっw あぶれる可能性また増えたw
  • B パーティに立候補…するわけじゃないですが登場させてもらいますね。男性型ルーンフォークです。身長185cm。ハンチングの下は黒髪テクノカット。別のパーティが仕事に向けて出発するのを見て、琵琶を弾きながら呪歌<モラル>風の曲で送り出しています。
  • GM 楽器は琵琶なのねw リュートに近いのかな
  • クウォン テンション上がりそうな曲を聴いて視線を移せば…ルーンフォークか。
  • B バード判定させてもらいます。呪歌じゃないけど演奏の出来は…[8]+3で[11]か。一応面目は保ったかな

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ソード・ワールドの世界で何かの行為を行った際、成功か失敗か、どれくらいの出来か、などを知る必要がある場合には、6面体サイコロを2個振って(2d6と表記)、技能レベルと能力値ボーナスを足した合計値を指標にします。
プレイヤーBのキャラクターは、2d6の出目にバード技能1と精神力ボーナスの2を足して、演奏がどれほどの出来だったのかを判定しました。
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  • クウォン 「あのルーンフォークはこの店で雇ってるバードなの?」
  • GM=マスター 「いや、違うよ。ここ最近店にやってきて時々演奏してるんだ」
  • リム 「私の抱いていたルーンフォークのイメージとは随分なズレがあるようです」
  • B 演奏終了。かぶっていたハンチング帽を脱いで周りの客に会釈してからウェイターを呼んでワインを注文します。えーと…(コロリン)ダイス目が奇数なので右手で挙手しました。その指には魔法発動体の指輪がキラリw
  • リム 「はっ、あの指輪はもしや!」 魔法発動体って一見して分かるものなのかなw
  • GM キャラがキャラだし、リムは目ざとく見抜いたってことにしましょうw
  • クウォン 「どうしたのさリム? 指輪?」←よくわかってない
  • リム 「あのルーンフォークさん、魔法の発動体を指にはめています。ソーサラー、あるいはコンジャラーの可能性があります」
  • クウォン 「よくわからないけど魔法使いってことだね? よし、マスター、ワインに合う料理をちょうだい」
  • GM=マスター 「そらよ」
  • クウォン 料理を持ってルーンフォークの席へ。「やぁ、バードさん」
  • B 「むむ? こんにちはお嬢さん」
  • クウォン 「クウォン・ヤウリン。今あたしは冒険者デビューするためにバディを探してるの」
  • B 「私の名はフージ(キャラデータ)。お見知りおきを・・」
  • クウォン 「これ(料理)はあたしのおごり。フージは冒険者やる気ないの? その指輪って魔法使いの証なんでしょ?」
  • フージ 「えぇ、お察しの通り私はコンジャラーです。操霊魔法を得意としています。真言魔法も多少たしなんでおります」
  • クウォン 「あたしは魔法に疎いけど、この通り(力こぶグイッ)こっちなら得意なの。もひとりエルフのリムは…」
  • リム 「どうもはじめまして。キルヒア神に仕えるプリースト、リム・ヤフィールと申します(おずおず)」
  • フージ 「これはこれは。なるほどなるほど。そうですね・・・私も冒険者として一旗上げようかと思っていたところなのです。願わくば、勇ましき若人の従者としてその名を語りついでいきたいものです」
  • クウォン 「あたしが探してるのはバディなのよw まぁとにかく、あたしみたいな角持ちだって冒険者だったら名を残せるかもしれないんだ。パーティ組もうよフージ」
  • フージ 「かしこまりました。クウォン殿、リム殿、よろしくお願いいたします」
  • リム 「ありがとうございます! よろしくっ」
  • クウォン 「よーしあと1人だ!w そうだな…バディと呼べるようなつよーい戦士はいないかなぁ〜」
  • リム 「クウォンさん、屈強な種族といえばドワーフやリルドラケンですよ」
  • C あ、パスきたw
  • A 俺リルドラケン…じゃねえよ!
  • フージ 「あそこのカウンターにドワーフの殿方が座っておられますな」
  • クウォン 「ホントだードワーフのバディ候補だよ。声かけてくる」
  • C カウンターで安酒をちびちび飲んでます。2杯ほど飲んだ頃に「マスター、俺は魔導機師のジャイル・ドイル(キャラデータ)だ。仕事のアテを求めてこの店に来たんだけど…」
  • GM=マスター 「ほほう、新米のマギテックかい。仲間はまだ見つかってないんだな?」
  • ジャイル 「そうなんだ。やっぱりパーティ組まないとまずいよな…」 ジャイルのルックスですが、身長145cm、髪は赤色でソフトモヒカンにしてます」
  • クウォン 「ハーイ、ドワーフさん」 ワインが注がれたグラスを2つ持ってます。片方をジャイルの前に。
  • ジャイル 「ん? やぁ、こりゃどうも(でかい嬢ちゃんだ)」
  • クウォン 「あたし、ファイターのクウォン・ヤウリン。一緒に冒険してくれるバディを探してるんだ」
  • ジャイル 「バディ? よくわからんが俺も仲間を探してる。ジャイル・ドイルってんだ」
  • クウォン 「ジャイルの武器は何? あたしのこの斧持てる?」
  • ジャイル 「ん、俺は魔導機師。武器はこいつさ」とホルスターをポンポンとはたく。
  • リム 「これはガンですね。魔導機師は魔力を込めた弾丸を敵に発射して攻撃するんですよ」
  • クウォン 「マギテックってやつね。殴り合いは出来なくても頼りになるのは確かだよね」
  • フージ 「伝説の魔導機師ともなると一発の弾丸で二匹のドラゴンを仕留めると聞きます」
  • リム 「一石二竜の語源ですね」
  • ジャイル 「そんな伝説には遠く及ばないがw 俺もあんたの力になれると思う。いや、なってみせるよ」
  • クウォン 「じゃああたし達と一緒にパーティ組もう!」
  • ジャイル 「オーケー。よろしくな」 リム・フージとも握手。
  • A お待たせしました。入り口ドアから入っていきます。人間の男性、身長は170cm。髪の色は…消去法で金髪、肩まで伸びてる。店の中を見渡すけどいまいち座りそびれてる。GM、店の壁って求人票みたいなの貼ってありますか?
  • GM そうだね。冒険者の店としての実績を誇示するように古い仕事の募集要項みたいなのが貼りっぱなしになってるよ
  • A 了解。立ったままで求人票をにらんでる。古いものも含めてじろーっと。腰からショートソードの鞘が2本下がってる。渋い表情でなんとなくカウンターへ進んでいく。
  • クウォン 「マスター仕事ちょうだいよー4人そろったよー」
  • GM=マスター 「ん? 新米向きの仕事は入ってきてないんだよなぁ…」
  • フージ 今日のシナリオはパーティ結成して終わりですか
  • GM いやいやw
  • A 「マスター、エールを。1人用の仕事はまだ入荷してないかい」
  • GM=マスター 「ん、おまえさんか。名前は何て言ったっけ」
  • A 「アルファ・オリーブリーフ(キャラデータ)。貼ってある求人票にも1人用の仕事はチラホラあるじゃないか」
  • GM=マスター 「確かにまるっきり無いわけじゃないが、1人でやっていくのは勧められんなぁ」
  • ジャイル 「この男、パーティ組むのがそんなにイヤなのか?」
  • アルファ 「他人と組むのは気が進まない。小規模の護衛とかで稼いでいきたいんだよ」
  • フージ 「冒険者も色々ですね」
  • クウォン アルファのところに移動して「ねぇねぇ」と声をかける
  • アルファ 「ん?」 でかい女!
  • クウォン 「あたしはクウォン・ヤウリン。あたしと組もうよアルファ」
  • アルファ 「あぁ、話聞いてたのか? 俺は…誰とも組まずにやっていくつもりでな」
  • クウォン 「一緒に戦ってくれるバディを探してるの。出来たら剣技とか殴り合いに長けたような人がいてくれたらバッチリなわけ」
  • アルファ クウォンのヘビーアックスをじっと見つめて「…あんたのバディ、見つかるといいな」エールをちびちび
  • GM=マスター やれやれ、と言う態度で見守ります。
  • クウォン 「じゃあさ、あたし達のパーティの護衛についてって言ったら引き受けてくれる?」
  • アルファ 「!? どういう意味だ?」
  • クウォン 「仕事したいんでしょ? 冒険者パーティについていって、あんたの剣を振るって、報酬としてお金がもらえるならそれでオッケーじゃない?」
  • アルファ 「おまえ達、今から仕事か?」
  • クウォン 「まだ仕事は請けてないよ」
  • アルファ 「報酬は欲しいが、依頼主のあんたに仕事が無けりゃ俺にも無いってことになるな」
  • クウォン 「仕事はそのうち。報酬は…現地調達かな。でも前払いはしてあげられるよ」と言いながらアルファに向けて…キスします!
  • BCE な、なんだってー
  • GM なんというオープニング…命中判定しましょうか? やっぱりするよね
  • アルファ 攻撃と回避のロール対決ですか? 空気を読めばかわさない方がよさそうだけど…
  • クウォン ガチンコで! 修正はお互いに無しでいい?>GM
  • GM はい、普通に振ってください。戦闘技能なのか疑問だけど、ファイターとフェンサー使っていいですw
  • クウォン 技能もボーナスも同じだから出目勝負だね。いくよー[12] クリティカルキター!
  • BCE ちょっwww
  • アルファ 99%かわせないじゃん!! でもなんか嬉しいw
  • GM 回避クリティカルもありえるので振ってみてくださいw
  • アルファ いきまーす[10] おぉっ、ビックリしたw
  • BCE 高っ!ww
  • クウォン キスが見事に命中! ディオがエレナにした「ズキュウウウン」なキスのイメージで
  • ジャイル 男女が逆w
  • アルファ 舌まで入れられそうなんだけど、とりあえずビックリしすぎて呆然としてるかな…
  • リム 「クウォンさんいきなり何を…これはどういった…」ドキドキ
  • クウォン 「とりあえず、私のバディはアルファに決定!」
  • フージ 「おぉ、こりゃめでたい」パチパチ
  • アルファ 「意味わかんねぇ! いきなり何してくれてんだ! どこが前払いだよ!」
  • クウォン 「ごめんねバディ。キスは初めてじゃなかったでしょ?」
  • アルファ キスの事より回避できなかったことの屈辱感で言葉が続きませんw
  • ジャイル 「まぁ、いいじゃないかアルファ。マギテックのジャイル・ドイルだ。よろしく頼む」
  • フージ 「フージと申します。操霊魔法を使います」
  • リム 「リム・ヤフィールです。キルヒア神のプリーストです」
  • クウォン 「角持ちファイターのクウォン。よろしくね」強引にアルファと握手
  • アルファ エールの残りをグイッと飲み干して…「分かったよ。ただしアルファって呼んでくれ。バディ呼ばわりは恥ずかしいから!」
  • クウォン 「分かったよアルファ。フェンサーなんだろ?」
  • アルファ 「ああ。それなりに修行してきたつもりだったんだが…俺もまだ未熟ってことか(ゴニョゴニョ)」
  • ジャイル あのキスは修行どうこうってレベルじゃなかったけどなw
  • フージ 「面白いサーガが紡げそうです。イントロから衝撃的でした」
  • GM ダイス目の神に感謝したいです。アドリブも見事でしたが
  • クウォン 「それじゃ改めて乾杯といこうか。マスター、エールを人数分! それじゃ、かんぱーい」
  • 4人 「かんぱーい」
  • GM パーティ結成おつかれさまです。シナリオの本筋に入っていきたいと思いまーす。

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5人のPC