新米女神の勇者たち

 近所の書店に思いがけず置いてあったので買いました。ソード・ワールド2.0初のリプレイ集です。
 クリティカルヒットな面白さは無かったです。プレイヤーのボケ発言がちょっと多すぎるかな。へっぽこ〜ず然り、秋田みやびGMのセッションはなぜここまでボケが頻出するのか。
 GMが状況を説明する度にボケをすべりこませようとするプレイヤー。あまりにもその度合いが多いと、セッション本編の薄さを感じてしまうんです。展開の弱さとかね。
 あとはダイス目前提の笑いが多いですね。笑いへの意識が高すぎるのか、1ゾロファンブルを期待しながら振っているように見えてしまう。ゆるい気持ちで振られたダイスがファンブルになってもギャップが生まれない。
 考え方としては狭いんですかねぇ。
 第三話でキプロクスファミリーが押し寄せる展開は笑いました。コボルドをタビットに匹敵する愛玩種族に持っていくのはなかなか乙でした。
 ちょい辛口気味ですがこんな感想です。長期連載されるであろうリプレイを一巻のみで評価するのは反則かもしれませんが、1巻だからこそガツンとシャープなリプレイを読みたかったですなぁ。