歌声の消えた町test

 ソードワールド2.0ばなし。キャラクターメイクをしてパーティも作ってみたのでシナリオ集のシナリオをテストプレイしてみました。

 とりあえずキャラ5人でシナリオ集1本目「歌声の消えた町」を回してみました。
 最後の戦闘で降伏しました><
 いくつか反省すべき点をふまえた上で改めて戦闘をやり直したら勝つ事ができたわけですが、それでもギリッギリの辛勝。
 こういう部分って実際にプレイしてみないと分からないものですが、このシナリオのラストバトルは思っていた以上にシビアでした。
 しかしキャラメイクの甘さを痛感させられたのも事実。プレイ経験の浅いチルさんが空論で作り上げた理想のパーティがいかにひ弱なのかが分かりました。
 まず、スカウト2名体勢で万全かと思われた先制判定対策ですが、2人ともサイの目がショボショボであっけなく敵に先手を取られます。
 戦闘開始した時点でPC側は隊列を形成していないものとみなし(これは厳しすぎるか?)、馬に乗った追い剥ぎがフェアリーテイマーエルフを強襲。馬&追い剥ぎの2撃でノックアウト。1ラウンド目から蘇生と回復に追われることになったPC側。そこから巻き返していくのが本当にキツかった。
 最初のテストでは追い剥ぎが騎乗している馬をつぶしにかかってしまい、追い剥ぎ自体の戦闘能力をキープさせてしまいました。PC側のライダーが気絶して「さて、騎手のいなくなった馬はどうなるんだろう」とルールブックを確認したところでようやく「騎手を失った騎獣は即座に逃げようとして戦力外となる」という事実に気付きました。
 序盤で馬をつぶせたのは良かったものの、その後ズルズルとダメージを重ねられ、MPも尽き、疲弊する一方でした。
 泣きの再チャレンジでは追い剥ぎを早めにつぶせたものの、2ラウンド目でルーンフォークグラップラーが集中砲火を浴びて気絶してパーティの攻撃力が減退。
 盾前衛リルドラケンの防御力はとても頼もしかったものの、1ラウンドに1度きりの<かばう>ではなかなかしのぎようがない。敵の前衛2名と弓兵2名がPCを確実に削っていきました。
 人間ライダーが瀕死に陥りつつも耐え、ギリギリで敵の前衛をつぶしていく。ナイトメア神官とエルフ妖精使いはひたすら回復魔法を唱え続けるのみ。
 1度復活したルンフォが4ラウンドで再び気絶、アウェイクンポーションはもう無い。プリーストのMPは<アウェイクン>1回分を残すのみ。エルフのMPも無くなって戦力外。人間も1発か2発の攻撃で確実に戦闘不能になれるので下手に攻撃参加できない。。。
 結局最後は重装リルドラケン師匠が弓兵2人を相手に<ビートルスキン>無双状態で暴れ続け、12ラウンド目に弓兵AをKO。敵が残り1人となったところで降伏したものとみなし、戦闘終了となりました。
 あと1人戦闘不能になっていたらプリーストが再び<アウェイクン>を唱えられるまで回復しなきゃいけなかった。死んでたかもしれません。
 でも今考えてみるとレンジャー技能を持つルンフォさえ起きていてくれればレンジャー技能で<応急手当>できましたね…パーティ唯一のレンジャーが気絶しているという状況でパニックになってました。
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 反省点といえばアタッカー前衛の防御力の低さに尽きます。「アタッカーだから防御は二の次〜」とクロースアーマーで冒険しちゃってる人間ライダーは間抜けの極みです。ファイターレベル1では回避力低い。命中力も低いのでアタッカーとしても半端。ホースの攻撃を含めればそれなりにダメージを重ねられましたが、防御面の不安からパーティに迷惑かけっぱなしでした。
 ルンフォグラップラーの防具が弱いのは当たり前としても、グラップラーレベル1で敏捷ボーナス+1では回避力低すぎましたね。そりゃ2回気絶するわ。
 あとは…自称バードのナイトメアが唯一歌える<バラード>の使いどころが皆無だった点ですかね。敵側に2人の弓兵がいる状況ではバラードの効率悪すぎ。声が届きませんw リルドラの回避力が落ちるのはともかく、ライダーとグラップラーの回避力を落とすのは自殺行為以外の何者でもないわけで。
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 それにしてもこのシナリオの戦闘は物凄くシビアでした。敵側が攻撃する対象はもっとランダム的に選ぶべきなんでしょうか? PCと同じくらいの知性はあってしかるべきと思い、集中砲火当たり前でプレイしましたけど。うーむ。
 細かいルールを含め、色々と勉強になったテストプレイでした。全〜部1人でやってま〜す。