ガキ書き起こし8

 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!トーク書き起こしです。前回の書き起こしはこちら。フリートークです。視聴者ハガキから。
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浜田「『山で熊と出会って死んだフリをしても結局は襲われてしまうと聞きました。』そうなんですか?」
松本「あぁ〜あ、そうですね。あれは間違った・・・あれですね」
浜田「ふ〜ん。山で熊と出会ったらどんなフリをしたらいいのか教えてください」
松本「あぁ〜。いやーこれはあのー、この先もね、みなさんが熊と出会う事は・・・7、8回あると思うんですけど」
浜田「そんな多ないやろうけどまぁわからへんわね。一番簡単なんでええわ」
松本「じゃあ熊やってください」
浜田「ん、ん、ん、ん?」
松本「熊をやってください」
浜田「あぁあぁあぁじゃあ熊やります。え、え、どこで会うた、山道でね?」
松本「八甲田山ですよ」
浜田「・・・・・うんまぁ八甲田山ね。はいはい。ほんで?」
松本(コント的な演技で)「あーここが八甲田山かー」
浜田(演技を止めて)「いやいや。(客に)ちょっと待って? その芝居はいるの?」
松本「うひゃひゃひゃひゃ。いるでしょ。それは絶対いるでしょ
浜田「あーそう」
松本「まず、画(え)が描けないもの」
浜田「はい」
松本「(演技で)あーここが」
浜田「あぁー」(右手のツメで松本の後頭部をザックリ)」
松本「早い(笑) 早いねん! ごっっつ怖いやん!」
浜田「あっはっはっは(笑)」
松本「めっっちゃ近いやん!」
浜田「あっはっはっは(笑) ホンマにちょっと怖がってたやん」
松本「ビックリするわ」
浜田「ちょちょっと、あ、合図して」
松本「え?」
浜田「(合図もらったら)こう、こう(両手を広げたポーズで)登場するから」
松本「そうそうそう。あのーこう四本足の時(の熊)は・・・こたつみたいなもんですから」
浜田「・・・(首をひねる)」
松本「いいっすか? (演技で)あーここが八甲田山かーやっぱり空気がうまいなー。(深呼吸のポーズ)」
浜田「・・・(苦笑)」
松本「よし、お弁当にしよ。おーし(ヒザをついて弁当を開ける仕草)おー! サンドイッチやんけ。俺はサンドイッチが大好きやからなー」
浜田(近づいてはたく)「言えや」
松本「(笑)」
浜田「わしゃずっと見とかなかんのかい」
松本「あのね? じゃあだから、グワーとか言うてくれへんかなぁ」
浜田「オッケー」
松本「(演技で)サンドイッチが大好きやよってにな」
浜田「グワァー」(二足歩行で突進しながら右手を頭に振り下ろす)
松本「あはは、ちょっちょっちょっちょ(笑) 違うねん違うねん。ふふ(笑)」
浜田「え?」
松本「あのね?」
浜田「うふ(笑)」
松本「おまえの熊おかしいよ」
浜田「うはっはっは(笑)」
松本「決め打ちやもん」
浜田「あっはっはっはっは(笑)」
松本「絶対に俺を殺ろうとしてるもん」
浜田「(笑)」
松本「そんなん電車乗っても逃げられへん。だって俺を狙ってんねんもん」
浜田「(笑)」
松本「そういう・・芝居仕立てはもういいですわ」
浜田「あんたがやったんやん最初に」
松本「うんざりですわ」
浜田「せやから『ええんか?』言うたやん」
松本「あのね?」
浜田「はい」
松本「熊っていうのは、VS、ヴァーサス。ヴァーサスになっては駄目って事なのよ」
浜田「ほう」
松本「だから、こう(ファイティングポーズを取る)なったらあかんの」
浜田(熊の仁王立ちポーズで)「どう、どう?」
松本「もうこうなったらVSやから。ここ(両者の間)にVとS見えてるようなもんでしょ? そうなったらREADY... GO! ですよ」
浜田「うん」
松本「こうなったら勝てるわけないじゃないですか。だから駄目なんです」
浜田「あぁなるほどなるほど」
松本「だからこう、熊が・・」
浜田(熊ファイティングポーズで)「ワァー」
松本「って来た時に、(浜田の横へ移動して同じポーズで)ワァー」
浜田(松本の後頭部を右手でつかむ)
松本「いつつつ(笑)」
浜田(松本の頭をザックリひっかく)
松本(つかまれた頭をさすって)「つ・・・(笑)」
浜田「・・・なにしとんねん(笑)」
松本「熊は二人組になるからね?」
浜田「(笑)」
松本(再び浜田の隣で)「でもちょっとあんなん(対面を指差して)あぁー(ポージング)」
浜田「誰もおらへんがな(笑)」
松本「アァー」
浜田「なにしてんねん(はたく)」
松本「アァー(熊の横でピース)」
浜田(はたく)
松本「ちょっと寄してきますからね(浜田に密着)」
浜田(松本と一緒になってポーズを取る)
松本「ってなりますから」
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 ビジュアルなしでこのトークの面白さを表現するのは難しいですがあえてチョイス。
 コント漫才のような展開の中で、熊を演じる浜田が自然とボケをかましている事によって笑い飯的なダブルボケになっているところが興味深かったです。
 ラストのオチでダウンタウンの2人が密着した瞬間に観客の一部から「キャー」と黄色い歓声が飛んでいました。腐女子的な感性といいますか。よくわかりません。
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 ガキトーク書き起こし・その9はこちら。「松本人志の出産体験記」