サンクユーベリーベリー

 Berryz工房が出演したお芝居「サンクユー ベリーベリー」を観てきました。東京での千秋楽でした。
 今日は両目に涙が漏れてきてしまいました。それが事実です。2回見たからこそ分かるセリフの深みとかが染み込んで。
 まーよく出来てます。歌とストーリーの重なり方が美しい。
 劇中最後の歌で熊井友理奈さんが涙目になっているのに気付きました。徐々にウルウル指数が上がっていきました。DVDマガジンで涙もろいのを自覚していた清水佐紀さんを見るとこちらも泣き顔。
 東京千秋楽ということでカーテンコールあり。全キャストが挨拶。座長のBerryzも再登場。最後の最後におじぎした途端、共演者から花束を受け取ってかなり驚いてました。菅谷梨沙子さんは号泣し、夏焼雅さんは絶句しながら涙。素敵な光景でした。
 結局チルさんは、こういう瞬間を見るため、あるいは感じるためにBerryz工房の現場へ足を運んでいるんだと思います。
 セリフピックアップ。
「最高に頭悪いところ見せてやるよ!」
 落ちこぼれ軍団・丸富高校を指導する美稲が、部員不足に陥ったライバル校へ最強の助っ人・眞佳(嗣永桃子)を派遣してしまうセリフ。一番好きです。チルさんも頭悪い系陶酔系?の人間なんで。
春夏 秋冬 毎日
 ダニーボーイの歌詞を独自の日本語にアレンジしたもの。春夏ぅ〜の後に訪れる一瞬の空白を、止まらない(止められない)時間の流れのメタファーにするという凄い発想。
 そこにこめた思いは、眞佳が電話の向こうにいる妹への慈愛によって明らかにされていく。演出の塩田さんはニュアンスで表現するセリフがとても上手いと思いました。
気付かなかったよ 言えなかった 果菜の気持ち
 フリースタイルの適当ソングを唄った直後にいきなりガチメロディで華麗に唄う学子(菅谷梨沙子)。瞬時の替え歌(台本通りだけど)。反則です。涙腺が悲鳴を上げました。
 この先何日かはこの芝居を反芻し続けるだろうと思います。良いもの観させていただきました。えいがゾンビとしての自分を奮い立たせる燃料にしたいところです。