The Wrestler
ダーレン・アロノフスキー「レスラー」を観ました。レンタルDVD。(公式サイト)
気になった点を羅列。
- プロレスシーンは徹底的に接写。後半でどう変化させてくるか。コーナーに立った時のおぼつかない足元がリアル。
- Call of Duty 4の名前が出てくるとは思わなかったw レスラーとしてだけじゃなくおっさんとしての哀しさ…
- この監督はドキュメンタリー性の高いフィクションが得意なんだなぁ(サイン会)
- 服選びのセンスのなさとかそんな切ない描写反則です。
- しがないバイトがちょっと楽しくなっちゃう描写反則です。
- うわ、贖罪シーンの唐突さが凄い。
- しがないバイトの明と暗をこんな風に書き分けるとは。
- 「The only place I get hurt is... out there.」
- 「The only one that's going to tell me when I'm through doing my thing is you people here.」
結果的に号泣。案の定号泣。ギュウウウウンという深いレベルで涙してしまった。映画館で観てたら相当恥ずかしいことになってたでしょう。
レスラーの悲哀とおっさんの悲哀と父親の悲哀、その他モロモロの悲哀。それら全てを忘れられる「歓声」という麻薬を浴びるためリングへ上がるランディ。
人生の一時期をプロレスに熱狂することに捧げた自分が心を打たれる事は必然だったとしても、剛速球なテーマ性に完全にノックアウトされてしまった。
それにしてもところどころで思い切りの良い編集とかシャープな演出があってドキッとさせられた。見習いたい。長編撮りたい。
- 出版社/メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
- 発売日: 2010/01/15
- メディア: DVD
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