Swordout act.2

 ソード・ワールド2.0のニセリプレイ、Swordoutのact.2です。act.1はこちら
 Fallout:New Vegasの物語をSW2.0用にアレンジしています。実際はGMもプレイヤーもいない自作自演です。
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  • GM ここでプレイヤーCさんのPCが登場。名前と技能をお願いします。
  • C はいどうも。エルフの女、37歳です。アネモネ・オブ・カロン・キャシディという恥ずかしいフルネーム。キャスと呼ばれてます。技能はプリースト2/バード1ですよ。サカロスを信仰してます。
  • GM 今夜はサカロスの支部間交歓会なのですが、キャスだけが留守番を押し付けられた形です。その理由を考えてもらえますか?
  • キャス 二日酔いが長引いたんでしょうね。目が覚めたら書き置きがあって、ポツーン。放り出すわけにもいかず。ガランとしたホールで楽器弾きまくりですよ!
  • GM そこに飛び込んできたのがルーンフォークのビクトル。背中には男性を背負っています。
  • キャス 「何何!? 面倒はごめんだよ。酔っ払いの介抱はうちの仕事じゃないからね!」
  • ビクトル 「この男性は意識を失ったまま山頂の墓場に埋められていたんです。たまたま私が発見できたのでここまで背負ってきました。神聖魔法での応急処置をお願いできませんか?」
  • キャス 「えぇー? 死んでるんじゃないの?」
  • ビクトル 「大事には至っていません。お願いします。お布施が必要ですか?」
  • キャス 「よくわかんないけど<アウェイクン>くらいならあたしがかけてあげるよ。ここの責任者はあたしだから! ・・・今だけ」
  • ビクトル 「ありがとうございます。お願いします」
  • キャス それじゃあ神聖魔法<アウェイクン>を。MP22/27。行使判定(コロコロ) [3]+5=8で成功。ギリギリだw 「これで大丈夫だよー多分ねw」
  • GM ボルトの血色が段々良くなってきました。やがて目が覚めます。HPは1/23まで回復。
  • ボルト とりあえず死ななかったー(安堵)「あ、いててて・・・(頭が)」
  • キャス 「傷は癒えてないだろうけどとりあえず後回しね。この人、墓場で生き埋めになってたの?」
  • ビクトル 「えぇ。ものものしい装備の集団が山から去っていったので連中の仕業だと思われます。状況的に私が容疑者になってもおかしくないわけですが」
  • キャス 「別に誰かを疑おうってつもりもないけどね。こんな田舎に刺激的な事件が起きた事が面白いじゃん? この人あんたの知り合い?」
  • ビクトル 「いえ、会った事はないはずです」
  • キャス 「あんた誰?(ボルトに)」
  • ボルト 「え、あー、いやーボルト。ボルト・ベインティ」
  • GM ボルトはここでここ数日間の記憶が無い事に気づきます。見覚えの無い寺院、見覚えの無い二人。どういう経緯でここにいるのかも定かではありませんが、オープニングの会話と目にした光景に関しては覚えておいてオッケーです。
  • ボルト 分かりました。「どこかの山の上で男たちに囲まれて・・・魔法を食らって意識を失った。とんでもない痛さだった。それ以前の記憶が無いんだ!」
  • キャス 「マジ!? 面白そうじゃない。あんたマジで何者なのよ」 とか言いつつウィスキーをグビグビ
  • ボルト 「人の不幸話を肴にすなや!」
  • ビクトル 「白いコートの男、二本角の兜をかぶったリルドラケン。彼らについて何か覚えてませんか?」
  • GM えーと、ボルトは彼らの姿について記憶していますが、彼らが何者なのかは全く覚えてないです。
  • ボルト 「わからねぇ・・・なんであいつらは俺を殺したんだ? 奴らは懐から短剣を取り出して見せ付けてきた。その短剣がなんなのか分からない。俺が果たした仕事にその短剣が関係あるかのような言い方だった」
  • GM 解釈はそれで正解です。プラチナのような色合いも印象的だったと覚えておいてください。
  • キャス 「悪い奴に引っかかって騙されて殺されかけた。記憶がない。じゃあ・・・次はどうする?」
  • ボルト 「俺は・・・剣で運命を切り開く事だけを考えて生きてきたんだ。何もかもを忘れたとしてもそこだけは変わらない」 技能の取り方からしてそういう直球っぷりは不変な要素だろうから自覚してる
  • ビクトル 「どうあがいても、失ったものを取り戻せない事だってあるんですよ。分かりますか?」 ビクトルは師匠の記憶喪失を経験してるわけです。
  • ボルト 「これが全て最初から決まっていた、計画通りに進んだ結果だとすれば・・・どうしても俺はその計画をぶち壊したい。失った記憶を取り戻したいなんて気持ちは・・・まだない」
  • キャス 「おそらく、ボルトが短剣の存在を知った、あるいは見たから殺されたんだろうね」
  • ビクトル 「あなたが望むのは復讐ですか?」とボルトに聞きます。
  • ボルト 「復讐? 違う。俺の人生にケリを付けたつもりになってる連中に思い違いだと知らしめてやりたい。人生を奪われたまま生きていくつもりはない」と一人ごちる。
  • ビクトル ルーンフォークの記憶喪失とは意味合いが違うという事をまだ理解できていないので戸惑いを覚えますが、一応納得してうなづきます。
  • キャス 「とにかくさ、怪我は治してあげるから風呂行って体中の土を落としてきなよ」
  • ボルト 「あ、あぁ。済まない。あんた名前は?」とキャスへ尋ねる。
  • キャス 「カロン・キャシディ。キャスって呼ばれてる」フルネームは言わない。
  • ボルト 「それで、生き埋めになってた俺を救ってくれたのがあんたか」とビクトルへ。
  • ビクトル 「ビクトルと申します。あなたはまだ運に見放されたわけではなさそうです」
  • ボルト 「まったくだ。死にかけたばかりだけどな。2人には感謝する。ありがとう」
  • キャス それじゃあ<キュア・ウーンズ>かけるよ。1回じゃ全快しそうにないけど。魔法行使[10]成功。威力表10でr10[10]5+魔力5=10点回復。

 威力表で数値を求めた時はrX[Y]Zという表記で。威力表Xで2D6を振ったダイス目がY、そこから求められた数値がZ、となります。

  • キャス 2度目の行使[8]成功。r10[6]3+5=8点回復。もいっちょ行使[11]成功。r10[4]1+魔力5=6点回復! 「あー疲れた」
  • GM ボルトのHP23/23。キャスのMP18/27。
  • ボルト 「済まない。風呂…借りられるかな?」
  • キャス 「こっちだよー」風呂といっても行水レベルだろうけどね
  • ビクトル 2人がいなくなったところで立ち去ろうかとも思ったのですが、やはり留まる事にしました。
  • キャス 案内から戻ってきて「ビクトル、あなたこの辺で暮らしてるの?」
  • ビクトル 「えぇそうです。狩りで生計を立てております。キャシディさんはここの神官ですか? 他に人が見当たらないのですが…」
  • キャス 「みんなコンパ行っちゃったから留守番よ。あーまた凹んできた」
  • ビクトル コンパの意味が分からないのですが分かったフリをしておこう。
  • GM ボルトが風呂から上がってきました。
  • ボルト 「世話になったな。そういえばここってどこだ?」
  • GM 町の名はグッドスプリングス。キャスとビクトルは別の故郷がありますが現在はこの町で暮らしています。町と言えども規模は村に近い。町にある主な施設はサカロス神殿、酒場兼食堂、食料品店、雑貨屋。冒険者の店はありません。産業らしい産業は密造酒くらい。かなりうらぶれた村です。ボルトには聞き覚えがありません。
  • キャス なんでそんな村にいるんだろ…って厄介払いとしか考えられない。左遷されてきたんだろうなー。
  • ビクトル 私はそんな寂れた空気が心地よい時期なんです。
  • ボルト 「コートの男、角兜リルドラケンの手掛かりを追いたい。酒場の場所を教えてくれ」
  • キャス 多分営業時間終わってるんじゃ?
  • GM そうですね。時間は深夜なのでどこも閉まってます。
  • キャス 「とりあえずここに一晩泊まってきなよ。動くのは明日からでいいじゃん。死にかけたばっかりなんだし。ベッドなら空いてるよ」
  • ボルト 「悪いな。そうさせてもらうよ」さらっと言葉に甘える
  • ビクトル 「私は狩りの続きに行ってきます」
  • ボルト 「ありがとう、ビクトル。いつかこの恩は返させてもらうからな」そう言って頭を下げる
  • ビクトル 朝になったらまた戻ってくるつもりですが何も言わず会釈。
  • キャス 「あたしも寝るー。おやすみ」
  • ボルト 「キャス」
  • キャス 「ん?」
  • ボルト 「1杯くれるか?」
  • キャス すんごい嬉しい一言もらってニッコリ。「んふっ、いいわよ」サカロス信徒冥利に尽きるねw 自分も1杯付き合ってから寝まーす。

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 以上act.2でした。続きはそのうち。