すべてがFになる

　スカイ・クロラつながりで森博嗣「すべてがＦになる」を読んでみました。氏のデビュー作。
　まぁなんというか異次元ですね。コンピュータのプログラミングを用いたスケールの大きいトリック、そこに肉付けされたドラマ性。これが1996年作品ですか。
　画期的な作品でありながらそうそう真似できるものではない。そういうのって単純にカッコ良いですね。憧れますね。
　スカイ・クロラはともかく、森博嗣の書くミステリに興味津々です。あまりにも爽快なので感想らしい感想を書けなくて困ってしまうけど。
　キャラクターもそれなりに面白い色が付いててちょいちょい笑わせてもらったし、オーラスの締め方も憎いですね。
それは、立派なおもちゃの兵隊になることを夢見た小さな孤独だった。