14期スープpart1

 9時から始動。まずはゲンコツ2.5kgを水8リットルで炊きます。
 ゲンコツは寸胴の半分以下に収まっているのでビジュアル的になんか寂しい。鍋にギッシリ詰められたガラの山ってイメージとは程遠い。
 水が減ったら豚足も入れてみることにしよう。
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 ビッグウェーブを鑑賞。徹底的に強火で乳化を狙います。
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10:25 およそ1時間炊いたところで水かさが減ってきたので豚足2本を投入。あと3本残ってる。今日はガラを炊き続けます。
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10:35 少し経ったらカサが減ったので豚足を全て投入。ついでに背脂を帯2本分・615g入れてみました。油脂成分とゼラチン質の融合によって乳化が進行するらしいので。
 後は水を足しながら延々と炊き続けるだけです。
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11:45 キッチンに入ったら焦げた臭いが! 原因はサブ鍋に逃がして別個に炊いていた豚足が焦げてしまっていました。メインスープには被害なし。
 アルミの半端な鍋で強火にすると焦げてしまうようです。豚足の皮部分が炭化して鍋底にこびり付きました。煮汁を捨てて豚足の焦げた箇所を削り落としました。
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15:05 ずーっと強火で炊いてます。メイン寸胴のカサが減ったらそのつどサブ鍋から熱湯を追加。水をどれくらい使ったのかは不明です。量る意味がない。
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 現在のスープが減ったところで一旦退避させる予定。2番出汁をとる要領でガラからもっと旨味を引き出そうと思います。ゲンコツ・豚足はパーツがほとんどバラけた状態。豚足の皮部分もかなり分離して背脂のような結晶に。
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15:35 メイン寸胴の火を止めてスープをサブ鍋へ移す。ガラとカスをザルに上げる。メイン寸胴の底にはカスがビッシリ焦げ付いていました。スープの色に茶色が混じり始めたのでそんな気はしたんですけど。
 スープに焦げた臭いが染み付いたわけではないのでとりあえず問題なし。カスをそぎ落としてからガラを再びメイン寸胴へ。ガラで2番出汁を取ります。ついでに豚腕肉1ブロック730gも炊いてみる。つまむための豚を作ります。
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17:55 メイン・サブともに火を止めました。豚腕肉は2番出汁を取りながら1時間炊いて取り出し、カエシにつけています。
 今回のカエシは醤油800ccみりん80cc酒150ccグル大さじ1杯くらい。ラーメンを仕上げるカエシに甘みは不要じゃないか? と思ったのでみりんは控えめにしてみました。
 野菜などの買出しをしてからもう少し炊くか考えます。2番出汁もかなり白っぽい色合いです。1番出汁と2番出汁を混ぜ合わせるかどうかも迷います。
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19:10 帰宅。ガラ中心の1番出汁2番出汁を融合させます。ガラがまだ入っている2番出汁を煮詰めながらそこに1番出汁を加えていきます。
↓1番出汁                 ↓2番出汁
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 1番出汁は黄色い色合いがはっきり出ている。2番出汁はモノトーンに近い。5時間以上炊いた後のガラで取った2番出汁なわけですが、それでもこれだけの白濁に至るって凄いですね。
 1番出汁を火にかけると味噌汁を温める時みたいにガコン!って音がするので怖い。きっちちカクハンしながら保温する。粘度の部分で1番と2番はハッキリとした差がある。
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 今期初の豚。元は5.48kgのまるごとブロックだったのでそれを適当に切り分けました。それをタコ糸で適当に縛りました。晩飯にする予定でしたが外食で思いのほか満腹なので明日の昼食にしよう。