ガキ書き起こし7

 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!トーク書き起こしです。前回の書き起こしはこちら。フリートークです。松本がオカマ掘られた話。
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松本「イヤな時代と言えばね?」
浜田「なんやねん。古い漫才師みたいな言い回しやなぁ。なんや!」
松本「この間ね、全然いいんですけど、オカマ掘られたんですよ」
浜田「おぉおぉ、なんかはいはいはい」
松本「あのオカマって、バンって(車を)ぶつけられたんですよ」
浜田「(客席に向かって)当たり前やろ! いよいよ松ちゃん(ゲイである事を)カミングアウト!? みたいな」
松本「うひゃひゃひゃ」
浜田「アホ!」
松本「あのね? 代車やったから良かってんけど」
浜田「はい」
松本「(ドーン!)じゃないんですよ、(チョコン)なんですけど」
浜田「ほぉ」
松本「それがね、なんかね、あの『うわ、完全にぶつかったやん』と思って、パーっと降りて…そんなね? 十代やないから、『おぉこらぁ!』みたいな『おぉーこるぁー(やっさんの仕草)』みたいんは無いですよ?」
浜田「いや(笑) 十代でもこうやって(やっさんみたいなジェスチャーで)は降りていかへん」
松本「ぶつけた方がね、じじい。じじいですわ」
浜田「なるほど」
松本「うちの親父よりも年上くらいの」
浜田「おぉー」
松本「70過ぎてる」
浜田「おぉ」
松本「人やったんですよ」
浜田「おぉ」
松本「あのね、全然いいんですけど…(じじいが)全っ然! 謝らないんすよ」
浜田「なるほど」
松本「もういいんですよ。そんなね? 自分の親父より年上の人にね? 『おぉごらぁ!』 みたいな事は無いですよ」
浜田「うひゃひゃ(笑)」
松本「『あ、あ…ちょっと今…大丈夫っすか?』 みたいな」
浜田「あひゃひゃひゃ(笑)」
松本「(相手のオヤジが)『うん…当たった?』 みたいな感じなんですよ」
浜田「…」
松本「『あーいや、当たったのは当たったんでねぇ、ここ、ちょっと割れてるでしょ? あの…ね、後ろのテール(ランプは)割れてなかったですからねー』 とか言うたら『あぁそうだね〜』」
浜田「(笑)」
松本「(え…? なんで? なんで?)と思て。(耳しっかり聴け!)と思て。(俺の耳おかしいぞ! 絶対謝ってるはずや!)と思たんですけど」
浜田「あっはっはっは(笑)」
松本「何度(耳を)開いてみても、なんにも聴こえてこないんですよ」
浜田「(笑)」
松本「まぁ僕の車なら、この程度なら、もういいですわー言う、言う勢いでね?」
浜田「なるほど」
松本「でも代車なんで、俺の一存では良いとも言えないんですよね、っていうような事も言ったんですよ」
浜田「なるほど」
松本「そしたら、『うん…そうなんだぁ?』 みたいな感じなんですよ」
浜田「(笑)」
松本「えぇ〜?(戸惑い) もう(えぇ〜?)の連続ですよもう頭ん中。(えぇ〜? えぇ〜? なんで謝らない? なんで謝らない?)」
浜田「あはははは(笑)」
松本「仕事が…あって、砧スタジオに向かってる時で、『もう僕仕事なんでね? ちょっと収録があったりして』 まぁ多分(松本の)顔は察してるかなー?」
浜田「あははは(笑) いらんこと言わんでええ(はたく)」
松本「あの近所NHKのなんか…あるでしょ」
浜田「あるある。こっち側にある」
松本「『あぁあそこ(NHK)?』 とか言うんですよ。そのNHKの」
浜田「はいはいはい」
松本「『いや違うんですよ。また違う所なんですけど』『ふーん、そうなんだぁ』 なんかあの、(じじいの)家がすぐそこやったんですよ」
浜田「なるほど」
松本「『ここが家なんだよ』『じゃああの…免許証をいただいて、っていう感じでどうですか?』『それは渡せないなぁ』 (えっうそーん?そうなんや?そうなんや? でもまだ1回も謝ってない! まだ1回も謝ってない!)」
浜田「あははははははは(笑)」
松本「『じゃあ家に帰ってコピーでも取ってくるか』 みたいな事を言う」
浜田「なるほど(笑)」
松本「『…あぁ、まぁまぁまぁ…』」
浜田「おまえホンマにそこまでしたかよ?(はたく) そこまでされて?」
松本「ちゃ、ホンマホンマ! ちゃうホンマやって! ちゃうホンマホンマ。そんなんガーッ言ったってしゃーないやん」
浜田「ええ〜?」
松本「そこで俺も車を脇に寄して、ガーっと待ってたら(おっさんが)意外と強めに(サイドウィンドウを)ドンドンドンドン!ってやられて」
浜田「(笑)」
松本「ドンドンドンドンドン!ってやられて」
浜田「分かるわー(笑)」
松本「(意外と強いなー)思て」
浜田「(そういう奴)おるおる。おるおるそんなんおる」
松本「ほんでウィーンって(窓を)開けたら『コピー取ってきたんで』って言うて、ほんで(コピーを)もうた時に、絶対俺言うたらいかんと思ってたんですけど、コピーをもうた時に『すんません』って言うてもうたのよ」
浜田「…」
松本「(なんで!?)と思て。もうこうなったら最後まですいませんの無い世界で行きたかったと」
浜田「そらそや」
松本「でも『すいません』って言うてしまいまして。」
浜田「なるほど」
松本「(カーーッ)と思て〜」
浜田「んっふっふっふ(笑)」
松本「なんでしょうね〜…つらいねー」
浜田「まま、でもあれやろ? そない言うても、その後、ゴチャゴチャ、あった?」
松本「その後ですか」
浜田「その後」
松本「その後ね、ゴチャゴチャあったと言えばね、代車屋さんに車を渡す時に『こうこうこうで、今日来る時にぶつけられた』と。『でもなにぶんお年寄りやから、あんまり…できたら何もしないであげてね(配慮してあげてね)』って、言うのがゴチャゴチャやったとしたらその後のゴチャゴチャでしたね」
浜田「いやいや(はたく)絶対ウソや(笑)」
松本「ちゃうホンマやって(笑) っていうかね、本人は謝った…つもりなんかもわからへん」
浜田「あぁ、あぁ〜なるほどね?」
松本「おまえかって挨拶してるつもりかもしらんけどしてない時あるからな?」
浜田「……え、えぇ?」
松本「朝会うた時も、俺いつも『おはようございまーすっ(一礼しながら)』って言うやんか? でも」
浜田「おいおいおい」
松本「おまえ結構無視してる」
浜田「あはははは(笑)」
松本「結構無視してこうやって(偉そうに歩いていく)」
浜田「あはははは(笑) おいおい俺は○○○○か」
松本「うははははは(笑)」
浜田「(テレビカメラに向かって『今の部分カットしてくれ』のジェスチャー) いや、それは無いわ!」
松本「おまえはこの世界入る時に挨拶せえへんって決めたから〜」
浜田「(はたく)(笑)」
松本「そんなんもせえへんけども」
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 斜め文字がじじいのセリフです。オチが面白かったので起こしてみました。こういう話はDVDに収録されないでしょうしすべらない話にもならないでしょうし。
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 ガキトーク書き起こし・その8はこちら。「山で熊と出会った時の対処法」