ガキ書き起こし2

 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!トーク書き起こしでございます。第一弾はこちら
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 リスナーメールより。
浜田「アメリカ人よりも野球に詳しい松本さんに質問です」
松本「あぁ野球詳しいですねぇ僕は」
浜田「来シーズン松井が活躍するために必要な“か・き・く・け・こ”を教えてください」
松本「・・・・・・まぁいいですよ」
浜田「まじで?」
松本「うん」
浜田「教えたってよ」
松本「なにがですのん」
浜田「活躍するために必要な“かきくけこ”教えたってください」
松本「これは〜ホントに松井・・・(カメラ目線)おーい松井観てるかぁ!」
浜田「(笑)・・・いやいやまぁ、まま、観てるかどうか分からへんけど。知り合いが観てて教えたるかも分からへんやん」
松本(目を手で覆って悲しみに暮れながら)「・・・・・・松井ぃぃ!(笑)」
浜田「(笑)教えて。教えたって」
松本「帰ってこぉい松井ぃぃ!」
浜田「なんでやねん(はたく)」
松本「・・・(笑)」
浜田「帰ってきたらあかんがな」
松本「(笑)」
浜田「活躍するための“かきくけこ”教えたって」
松本「えっ、なにがですのん」
浜田「活躍するために教えたってよ。これ守ったら大丈夫やっていう“かきくけこ”教えたって」
松本「あのーやっぱりね松井はぁ、凄いプレッシャーやと思いますよ」
浜田「あぁ、そりゃそやろ」
松本「こんだけね? 言われて、日本、を〜ねえ? 日本国民もみんな期待して」
浜田「うん、そらそう」
松本「えーー、これはもうプレッシャーっていうと、もう〜そんなの半端なもんやないっすな!」
浜田「(笑)いやぁ、そうですねぇ」
松本「ううーん」
浜田「だからぁ(笑) 頑張る」
松本「松井ぃぃ!」
浜田「松井よう聞いとけよー」
松本「(笑)」
浜田「教えたって」
松本「えー、松井に、エールを送ります」
浜田「はい」
松本「“かきくけこ”です」
浜田「“かきくけこ”。」
松本「えーー」
浜田「5つや」
松本「5つもある」
浜田「これだけ守ったら」
松本「5つもあるん・・あります」
浜田「まぁでも(5本指を立てて)これだけ守っとけば大丈夫」
松本「うん」
浜田「でしょ?」
松本「うんうん」
浜田「活躍できるわけ・・」
松本「かー、これホントに松井〜に届けて欲しいですよね」
浜田「・・いやまぁ観てなかったらじゃあ日テレから完(ry」
松本「いや届けるの届けないの。どっちなの。届けないならやらないわよ」
浜田「届けますよ」
松本「ホントに?」
浜田「完パケね? 送って」
松本「ホントに?」
浜田「完パケ送る」
松本(カメラ目線で寂しげに)「松井・・・」
浜田(はたく)
松本「フフフフ(笑)」
浜田「ちょちょちょ。頑張らなあかんねんからもうちょっと」
松本「(笑)」
浜田「そんな低いとこから行かんでも」
松本「聞いてるかぁ松井」
浜田「おぉそら聞いてるよ」
松本「おまえは」
浜田「うん」
松本「・・しょうもないおまえは・・」
浜田(手に持ったメールではたく)
松本「(笑)」
浜田「なんでしょうもないねん(笑)」
松本「ちゃう、まずそういう・・とこからやんけ」
浜田「1回落としといて」
松本「1回落としといて」
浜田「んで上げる、みたいな」
松本「上げるみたいな」
浜田「そらそうや・・(カメラ目線で)聞けー松井ーオラー」
松本「聞けぇオラぁ松井!」
浜田「行けぇ。言うたれ言うたれぇ」
松本「いつまでそのサラサラヘアーで行くんじゃおまえはぁ」
浜田「(笑) アホかぁ!おまえは・・おまえ、ベルトここやないか!(ベルト位置がヘソより高いというジェスチャー)」
松本「(笑)」
浜田「おかしいやろっ」
松本「アホかぁ」
浜田「言うたれー」
松本「センター分けにもほどがあるんじゃ」
浜田「ボケぇ・・・言うたれー」
松本「これから松井! ・・・・・・松井ぃぁぁ!」
浜田(はたく)「ハハはよ言えや(笑)」
松本「(笑)」
浜田「はよ言えおまえ松井って言いたいだけやん」
松本「(笑)」
浜田「はよ言うたれよ“かきくけこ”ー」
松本「これからおまえにぃぃぃぃ」
浜田「おぉおぉ、言うたれ言うたれ」
松本「これからおまえに、この、大リーグで頑張っていくための」
浜田「うん」
松本「・・“かきくけこ”を」
浜田「あぁ」
松本「・・・言うたるからぁぁぁぁ!」
浜田「あぁ、よー聞けよー松井ー」
松本「ァホかぁ! おまえはぁ」
浜田「言えー」
松本「死ねっ! 松井」
浜田(笑)(はたく)「・・もう、もうええ加減上げようや」
松本「(笑)」
浜田「もう、もうええ加減」
松本「ちゃちゃちゃう、これが守られへんようではー」
浜田「あぁあぁあぁそうか」
松本「死ね、っていう事を」
浜田「あぁそうか」
松本「言うてるやん」
浜田「言葉足らずやわ」
松本「言葉足らず。(カメラ目線)俺はそういう無骨なところがあるぞぉ松井!」
浜田「(笑)(カメラ目線)すまんのう!松井すまん。よー聞いてくれ」
松本「うん」
浜田「おぉ」
松本「行くぞー!」
浜田「言うたれー!」
松本「松井っ!」
浜田「(笑)いやおまえ松井って言いたいだけやん」
松本「(笑)」
浜田「確かにずっと言うてたら気持ちええけども松井松井て」
松本「松井いいよー!」
浜田「あぁ、はい」
松本「いくぞぉ」
浜田「うん」
松本「松井ー」
浜田「松井よぉ聞けっオラ」
松本「スポーツバッグに詰めていって・・・」
浜田「(カメラ目線で)松井こっち見ろーオラー!・・・よしよしよし」
松本「(カメラ目線で)松井おまえこっち見・・」
浜田「チッ(舌打ち)」
松本「(シリアスな表情で)松井・・・」
浜田「(笑)」
松本(目線を別のカメラに向けて)「おまえ・・泣いてんのか?」
浜田(はたく)「なんでや」
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 このトークはおそらく名作の部類に入るものだと思われます。YouTubeでも英訳版を見かけました。かきくけこは「AtoE」という訳し方だったと思います。なるほど。
 改めてなんとなく見ていたらこのトークのオチは浜田のフリによって突発的に生まれたものである事に気付きました。
 唐突に叫ぶ、罵声を浴びせる、という限られたパターン(まるでキャシィ塚本)を繰り返すばかりで一向にオチに辿り着かない松本。
 それを感じた浜田が「松井こっち見ろー」というフリを投げかけているわけです。中盤で1度「ベルトここやないか」という乗っかり方をしていますが、もう1度乗っかって松井を責める立場に回ったわけです。
 その数秒後、松本はそのフリを生かしてオチに辿り着いています。別のカメラに目線を移す、カメラはその松本にきっちり寄るというキレのあるオチです。
 「ビデオを届けないなら教えない」という序盤のゴネりパターンにも新鮮さがあって良いですね。
 つかみとオチの良さ、浜田がツッコミという立場を着たり脱いだりする面白さ、互いの呼吸を読み合う見事なコンビネーション。これぞ正にダウンタウンにしか出来ないネタトークでしょう。天晴れ。
 こういうダウンタウンを見てきたからこそ、ここ1年ほどご無沙汰しているガキの使いでのフリートークがたまらなく恋しいのです。
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 ガキの使い書き起こし・その3はこちら。「ギャラは現物支給の松本人志